GR DIGITAL II

2009年12月13日

RICOH GR DIGITAL III、いまさらだけどファーストインプレッション

RICOH GR DIGITAL III。はい、手元にあります。一応、仕事の道具ということで。

RICOH GR DIGITAL IIはあまり使ってこなかった。だが、GX200がポケットに入れるには厚みがありすぎ、その上(結局)GXRとリプレース予定で今後さらに携帯性が落ちること、28mmという画角が資料写真を撮るにも便利だと見直しつつあることなどから、最近GRD2の使用を復活させた。となると、大口径化・高感度画質改善のGRD3に食指が動くわけで。

GRD3は1,2に比べてやや大きくなっている。レンズ部の出っ張りだけでなく、筐体全体の感覚も、手のひらに載せた時にGRD2より大きさを感じる。これは自分でも意外。ブログなどでの事前の情報では、比べなければわからないといった論調が多かったのだが、僕は意外にこのあたりの感覚が敏感らしい(笑)。もっとも実用上は問題になるほどの差ではない。ただ、レンズとホットシューの出っ張りは残念。この辺りの処理はGRD1、2のデザインで好きな部分だったので。

起動時のレンズ繰り出しの音はちょっとがさつな感じになった。GRD2の甲高い音はけっこう好きなのだが。各種ボタンの表面処理も、GRD2のツヤありの方が好き。もっともこれはGRD3の方が落ち着いていて好みという人も多そう。

総じて筐体・使用感はGRD2の方が好み。微々たる差だが。一方、機能や画質はやはりGRD3が良い。
さっそく室内での宴会風景を撮る機会があり、大口径化・高感度改善を体感することができた。使いやすいなあ。また、散歩撮りも楽しいこと。しばらくこれだけ持ち歩いて、画角固定の撮影を楽しく練習しようと思った。(ってどこが仕事用なんだか)。

なお、GRD2で使っていた純正ケースGC-1はGRD3でも十分使えた。ややきつくはなったもののGRD3用といってもいいくらいのフィット感だし、デザインはGC-3より好みなので、こちらを常用することにした。

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フルプレススナップ機能の恩恵を感じる一枚。

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自分の影が入り込んでますね。

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これもフルプレススナップ機能が便利なところ。
スクランブルではないけど、歩行者用のみ青になる交差点なので、斜め横断が横行(笑)。

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2008年07月23日

RICOH GR DIGITAL II 明日ファームアップ!

リコー、「GR DIGITAL II」の機能拡張ファームウェア第2弾?色調補正機能やISOオート時の感度表示など(デジカメWatch)
ホワイトバランスの色調をグリーン、マゼンタ、ブルー、アンバーそれぞれの色合いに補正して撮影可能になる。

す、素晴らしい。僕の要望を読んでかなえてくれてありがとう>RICOHの人!(笑)
その他の改良点も込みで、GX200の機能をかなり取り込んでいるファームアップでうれしい。
パナソニックのDMC-LX3発表に少し揺れたけど、RICOHユーザーで良かった(笑)。

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 RICOH GR DIGITAL II。珍しく本文とカメラが一致(笑)。


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2008年07月14日

RICOH GX200のWB色調補正機能

 リコーの高級ラインのカメラ(GRDとかGX)が出す絵の色調は(AWBの場合)マゼンダが勝っているというのが定説だ。その色調が気に入らず酷評する人もいる。僕はもともとはあまり気にしていなかったのだけど、最近気になるようになってしまった。雲が入った空を撮ると顕著なのだが、僕はそういう場面が好きなものでよく撮るし、でも紫がかった空の色は好きじゃないしで。
 とはいっても、実際の景色を注意深く眺めるとGRD2やGX100の色調が現実から大きく離れているというわけではない。むしろ現実に忠実にあろうとしていて、少しだけマゼンダ寄りというべきだろう。ただ、いわゆる記憶色からは外れているとは思う。最近のデジカメ(特にコンパクト機)は記憶色寄りに調整されているように思うが、そういう傾向がRICOHの機種のマゼンダかぶりを際だたせているという面もあるのかもしれない。

 とにかく気になるようになってしまったものは気になるのだが、新機種のGX200。この機種はWBの色調補正ができるではないか。これはたいしたものだ。
 おそらくマゼンダ寄りの色調は開発陣がポリシーを持って設定したものだと思う。それは認めたい。その上で補正機能を入れるという柔軟さも高く評価したい。GX100と外見は大きく変わらないけど、中身はそうとう練り上げたんだな。

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 写真はRICOH GR DIGITAL IIで。これもマゼンダかぶりが気になる。ファームアップでGX200相当のWB色調補正機能が入らないかな。


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2008年02月18日

GR DIGITAL IIとGX100

 去っていった(涙:くどい)GX100とやってきたGR Digital IIの比較など。

 筐体の質感など。ほぼ同価格帯の2機種だけど、梨地処理とかボタンの質感とか、GRDIIの方がぐっと高級感がある。

 操作感。RICOHのコンパクト機全般に言えるが、ほぼ共通していて馴染みやすい。ただ、モードダイヤルが横のロックボタンを押しながらでないと回せないのはまだるっこしい。GX100にはボタンはなかったが別に誤操作もしなかったけどな。

 単焦点とズームがもっとも大きな違いなわけだが、28mmはもともと好きな画角でGX100でもマイセッティング1として使っていたので、ほとんどの場面で違和感はない。自分が動いてフレーミングするのは楽しくもあるし、勉強にもなる。ただ、やはりズームしたい場面はどうしてもあるな。ポートレイトや物撮りに28mmは、広角故の歪みや被写体への距離の点で使いにくい。そのうちテレコンを買うこととしよう。

 画質。GX100も十分な画質だったが、歪曲の無さと周辺部の流れの無さは、単焦点のGRDIIならでは。
 発色は両方とも似た傾向かな。GRDIIはイエロー被りが無いのはちょっとうれしい。GX100で緑を撮る時には気になっていたのだ。
 高感度は、僕ならちょっとしたスナップの場合にはISO400でも気にならない。GX100はどうだったっけ。…手元にないからわからない(T_T)。

 水準器内蔵は思っていた以上に便利だ。街写真を撮るのにうまく水平が取れなくて苦労していたのだ。それに、画像に縦位置情報が保存されているので、ビューワーによっては表示する際に自動で回転して表示してくれるし、azure automaticなどで画像の回転を一括処理することも容易になった。GRDIIで表示する際にも筐体の向きによって画像表示向きを変えてくれるのにはびっくりした。

 手ブレ補正は無くなったわけだが、今のところ不便は感じていない。EVFも最近は全然使っていなかったので問題なし。そう言えばこれは手元に残っているな…。ヤフオクで売れるだろうか。

 GX100でレンズキャップに慣れていたので、GRDIIで撮影前にもついレンズの前に手をやって空振ってしまう(笑)。まあ、やはりいちいち外さなくていいのは便利。

 外光パッシブAFが無くなったのは意外に影響があった。もともと一気押しすることはないのでAFスピードの多少の遅さは気にならないのだが、起動時やマクロモードから標準のAFへの切り替え時などにいちいちAFの範囲をスキャンしていて、そこに待たされ感があるのだ。見た目的にもあの二つ眼好きだったのだけどな(笑)。

 当然といえば当然だけどGRDIIとGX100は似た操作性と筐体だけど、違う性格のカメラだ。かといって同じGX100をまた買うのも芸がないからGRDIIを入手したが。広角時の歪曲改善、水準器内蔵、レンズバリアー内蔵となったGX200(仮称)が出たら、欲しいな。この2台体制でたいていの局面では困らなくなりそうだ。

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 RICOH GR DIGITAL II。


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2008年02月15日

こんにちは、RICOH GR DIGITAL II

 さようならGX100(涙)。
 というわけで(?)RICOH GR DIGITAL IIがやってきました。こんにちは。

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 K10Dは入院中なので鏡で紹介(笑)。

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 気になる画質。等倍で見ると思ったより「粉粉(こなこな)した印象」。粒状感があるというか。
 でも全体を眺めた時の解像感・発色には満足。写真はまっさきに細部を眺めるべきものではないからこれは重要。
 また画像周辺部の流れが少ないのも立派。これは単焦点ならではなのだろう。

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 水準器装備はとても便利。
 副次的作用として縦位置画像の情報も保存してくれるので、これも便利になった。

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 青空の発色はRICOHらしい。個人的にとても好み。

 総じて満足。GX100より小さくポケットに入れておいても邪魔にならない。一日一撮がもっと実行しやすくなった。

 …しかしね、GX100が去っていった傷が癒えたわけではないのです。あれはいいカメラだったのです。ううう(涙)。


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