GX100

2007年04月12日

Ricoh Caplio GX100の画像サンプルがようやく来た

 GX100の画像サンプルがようやく来た。

 これだけ見ている限りでは、十分な画質だと僕には思える。空の青の粒状感などうるさい人はあれこれ言いそうだが、僕はこのリコーの絵の特徴ともいえる画質が実はけっこう好きだったりする。色合いなども素直ではないだろうか。広角からの3倍ズームのコンパクト機としては相当がんばっていると感じた。
 ただ、高感度のサンプルがないのは残念。今回のサンプルの暗部などから推測する限りでは、あまり期待できなそうではある。GR、GX系ではあまりソフト的にノイズリダクションをかけたりしないのがRICOHの考え方のようだし、その考え方に相応の高感度の絵が出てくるのだろう。個人的にはちょっとはノイズ処理をしておいて欲しい気はする。

 ずっと「サンプルを早く」なんて書いてきておいて何だが、最近、カメラやレンズの性能というのは、条件がいい場合の絵だけでは測れないと思うようになった。各メーカーとも上級機は絵を作り込んできており、条件が良ければ(好みはあれど)よく写る、はず。メーカーが選別して出してくる基準感度のサンプルから判断できることは、好みに合っているかどうかだけだと思う。だからサンプルの画質で一喜一憂するのはあまり意味が無い。
 ただ、高感度の絵についてはまだまだ技術的に発展途上ということもあって、各社各機種でかなり違う。だから高感度時のサンプルをこそ早く見たいのだけどな。

【追記】写真で見る リコー「Caplio GX100」(デジカメWatch)
 これでどれくらいの人々が背中を押されるだろうか?EVFの思いがけない見やすさ・楽しさというあたりは、実際に手に取らないとわからないかも。

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 昨日貼った写真と同じく、12月のドイツ・ハイデルベルク。雨続きの出張だったが、観光地に足を運んだこの日だけはいい天気の瞬間があった。Nikon D70、SIGMA 17-70mm DC MACRO。


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2007年04月11日

Ricoh Caplio GX100、触ってきました。

 仕事で半蔵門に行く用事があったので、楽しくカメラ博物館に寄ってきた。お目当ては当然RICOH GX100。他にほとんど人もおらず、十分触ることができた。以下、簡単に感想を。

 EVFは面白い。製品の外観を写真で見るとどうも浮いて見えるが、実際にはそれほど違和感なくはまっているし、脱着も簡単。コンパクトデジカメと同時に普及した手を伸ばして液晶モニタを見ながら撮るという不安定な撮り方ではなく、目に押し当てて構えてという撮影スタイルが格段に取りやすい。もちろん液晶モニタを見ながらの撮影もできるわけだが、むしろ積極的にファインダーを覗こうという気になるのがいい。最近一眼レフに慣れた身には、その一致が心地よく感じられそうだ。
 見えはたしかに悪くない。ただあちこちで「いい」という感想を聞いてからだったので、どれだけすごいのかと事前の期待が膨らんでしまったせいで、「まあ、こんなものか」というのが最初の感想だった(苦笑)。でもガッカリもしなかったのは、やはり常用できそうなレベルだったからだ。考えてみれば、20万画素相当(相当ってなんだ?)の液晶だったら画素数だけは外の液晶モニタと同レベル。それが、小さくとも外光の影響を受けずに覗けるのだから、悪くないのは当然と言えるかも。一眼レフにこのファインダーでは話にならないが、コンパクトカメラの液晶モニタ実装の一形態と考えれば十分以上だと思う。もともとEVFにはそれほどの興味はなかったが、実際に触ってみてグッとそそられることとなった。

 歪曲は、期待よりはあったなあ。やはり広角側では樽型の歪みがわかる。ちょっと残念。ステップズームにして確認してみたが、僕が一番使いそうな28mm相当の時にもっとも目立つように思えたのは、これまたちょっと残念。35mm相当ではずいぶんと気にならなくなってきて、50mm相当よりワイド側ではよく補正されていると思った。
 ただ、これはかなりシビアに検討してみたからで、24mmという広角からの3倍ズーム、しかもこの筐体の小ささでということを考えると、広角側もよくがんばって補正してあると思う。一眼レフ用ズームレンズだってもっと歪曲が目立つものはある。僕は建築物などの直線が目立つ被写体を想定しているからうるさくなるが、一般人なら十分以上ではないだろうか。

 レンズキャップは、個人的にはさほど残念感はない。もちろん自動のレンズバリアの方が楽には決まっているが、一眼レフを使うようになってキャップ脱着が習慣化したので、たぶんそれほど煩わしくは感じないと思う。ただ、他の人々がどう思うかはわからない。
 フィルタはアダプタ無しには着けられない。保護フィルタにこだわりはないので某所の方ほどの残念な感想は持たなかったが、それでもそのままで取り付けられた方がいいのになとは思った。アダプタは邪魔になるし、格好も良くないからあまり着けたくない。

 筐体の質感は、たしかにGR DIGITALと比べると安っぽいと言うべきか。表面の加工がないからだろう。しかし個人的にはいかにも本格的カメラ然とした加工をコンパクト機に施すのは好みからちょっと外れていて、それでGR DIGITALにも世間で言うほどには質感を評価していない。ただ、長く使い続けるとGRDの方が風合いが出そうではある。ダイヤルなども明らかにコストダウンしている部分だろう。
 でもGRDが比較対象だとそうも感じるが、GX100の質感が一般的な感覚で安っぽいとは思わない。十分に「悪くない」と言えるのではないか。GXやGX8のグリップはいかにも安っぽかったし、それらからはよっぽど改善されている。

 操作感はキビキビしていると思う。もっとも最近はメーカー問わずキビキビしているのが当たり前だが。
 基本的にRICOHのUIを踏襲しているので、今R4を使っている僕には混乱がなかった。
 マイセッティングを2つ登録できるのはいい。電源ON時の開始焦点距離を設定できるなど、「わかっているなあ」と感じる機能だ。

 ストラップは2点吊りができるが、縦型の吊りにできないのはちょっと残念かも。

 気になる部分は概ね確認できてよかった。触ってみてガッカリした部分が皆無だったのはすごいことではないかな。
 あとはやはり画質だ。自前メディアを差しての撮影はできなかったし、サンプルは遅いしで、これが最後にして最大の興味事項である。
 RICOHのGR BLOG
Caplio R6が発売になり、GX100が発表されて、なんだかわくわくの毎日です♪早く皆さんにサンプルをお届けしたい?!

と書かれているが、遠慮はいらないから(笑)さっさとお届けして欲しいものだ。発売がこれだけ迫っていて今更画質調整でもないだろうに、なぜさっさとサンプルが出てこない(出せない)のか、疑問に思ってしまう。いろいろな事情があるのかもしれないけど。

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 昨年12月に行った、ドイツ・ハイデルベルク。Nikon D70、SIGMA 17-70mm DC MACRO。


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2007年03月30日

GX100への関心

 昨日からのアクセスが(このブログとしては)かなり多い。GX100に興味をお持ちの方が相当多いようだ。「宮崎あ○い」に触れた記事の時よりもずっと多いのには少し驚いた(笑)。
 かといってニュースサイトで見られる以上の情報があるわけではないので申し訳ない。ので、実際に触られた方のブログを紹介しておく。
カメラ的日乗3.0」の3月29日のエントリ
 気になる歪曲収差には合格点を出しておられる。これには僕としても興味が増進してしまう。

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 PENTAX K10D、DA 21mm AL Limited。ブレードランナーの世界っぽい?


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2007年03月29日

Ricoh Caplio GX100

Ricoh Caplio GX100(製品案内)
リコー、24mmからのズームと手ブレ補正機構搭載の「Caplio GX100」(デジカメWatch)
 一晩考えてみたが、この機種はなかなか魅力的だな。
 GR Digitalもいいが、単焦点ではやはり利便性に欠ける。かといって高倍率ズームは画質やディストーションに問題が大きくなる。24-72mm相当の焦点距離というのは、広角という趣味性とほどほどのズームで、広角好きの僕にはかなりバランスがいいと感じる。で、僕は街・建築物の写真をよく撮る関係で歪曲収差がとても気になるのだが、発表会のプレゼンを見るとわりと良く修正されているようだ。このあたりの仕様・性能だけで、もうグッとくる(笑)。
 液晶ビューファインダーは、僕は現時点ではあまり興味は湧かないが、使ってみると面白そうではある。
 質感は実際に触らないとわからないが、GR Digitalから推測するに、悪いと言うことはないだろう。
 手ブレ補正も効きは2段と弱めだが、あるのはいいことだ。

 気になる点も無くはない。
 高感度画質は、前GX系やGRDよりも改善されているだろうか?改善されていて欲しい。
 Caplioブランドなのは、正直安っぽさが出ると思うが…。GXとだけとかで良かったのに。ロゴもそこだけちゃちなイメージだ。
 レンズ格納時にも面一にならずストロボ収納部も出っ張っているので、本体はGRDと同じサイズとはいえ実際のカバン等への収まりはかなり悪いものと思われる。ビジネスバッグに滑り込ませる時には、面一かどうかとかやはり薄さとかが相当関係してくるものだ。しかしこのあたりは描写性能とのトレードオフの部分だから、仕方ないんだろうな。
 コンパクト機で1000万画素は正直オーバースペックだ。ブレ等が認識しやすくなり、撮る側の力がより問われることになってしまう。ファイルサイズも大きくなるし。個人的には600万あれば十分だと感じる。

 なににせよ、デジカメに関してリコーという会社は地味だけどがんばっていて好感が持てる。一般受けを狙うより、独自性があるメーカーに強く惹かれてならない(だからデジタル一眼レフもNikonからPENTAXに乗り換えてしまったわけだ)。

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 PENTAX K10D、DA 21mm AL Limited。ISO800でRAW撮影、SYLKYPIX 3.0で現像。SYLKYPIXが優秀なのかD70に慣れているからか(笑)、この感度でも十分満足できる。


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2007年03月28日

春の新製品

 PENTAX DA★16-50mm F2.8はまだ来ないな。桜の時期に間に合わず残念がっている人も多いのではないだろうか。価格.comのクチコミ掲示板では、PIEでメーカーの人から5月になるらしいと聞いたとの書き込みがあった。うーん、2?3ヶ月というのは「近日」ではないんだけどな、僕の感覚では(苦笑)。
 同じくPIEでの展示品の使用感では「静粛だが、合焦スピードが思ったほど早くない」という感想が多いようだ。まあ超音波モーターだから速いというものではないのだろうが、期待はしてしまうものかもしれない。個人的にはそれほど気にしていない。むしろAFの迷いをなるべく改善してもらいたいな。これはレンズではなく本体に望むことだけど。

 話変わって、リコーからCaplio GX100が発表になった。
【速報】リコー、24mmからのズームレンズ搭載「Caplio GX100」
 このシリーズはずっと気になる機種ではある。24mmからのズームというのはなかなかいいな。ただ、テレ端の開放F値が9.1というのは…。えらく暗いなあ。あとは高感度の強さもどうなんだろうね。
【追記】
 テレ端の開放F値は4.4だった。デジカメWatchの記事中の表を鵜呑みにしていたが、製品画像を拡大表示にしたらレンズ周囲には正しくプリントされているようだ(当たり前)。デジカメWatchの記事はこっそり修正されている。なんだよなあ(笑)。

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 RICOH Cplio R4。全体としてはまだ6分咲きという感じか。直前の冷え込みで開花がずいぶん遅れたようだが、そのせいか、花はまだ開いていないのに葉が出てきている。満開時の美しさがちょっと損なわれるので残念だ。


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