GX100

2008年05月04日

GX100の後継機に期待したいこと

 価格.comの掲示板にGX100の後継機が夏頃に出るらしいという噂があった。その発言自体の真偽はまったく判断のしようがないが、夏ならGX100が出て1年半弱。出そうな頃合いではあるかな。
 前々回のエントリーで書いたようにコンパクト機が欲しくなっているのだけど、現行機種の中で高い水準で僕の欲求を満たしているのは、やはりGX100なんだよな。ああ、なんで迂闊にもあの時…とまた後ろ向きになるのは今はやめておくとして、後継機が出るならかなり期待してしまう。
 GX100にもそれなりに不満はあったので、こう変更されて欲しいということを書いておこう。
・筐体はもうちょっとコンパクトだといいな。フラッシュの格納部や鏡胴の収まりきっていないところはやはり邪魔だった。GRD2の大きさがとても心地よいので、そこに可能なかぎり近づくとうれしい。レンズ性能との兼ね合いがあるので難しいところだろうけど。
・歪曲はもうちょっと補正されているといいな。ソフト補正でもアリ。建物写真ではやはり気になるので。しかしこれも筐体のコンパクトさとの兼ね合いだろうなあ。
・質感はGRD2に合わせて欲しい。モードダイヤルなどの部品も共用できるはずだし。
・水準器をぜひ装備してほしい!GRD2でとても便利に感じているところだ。
・ストラップホールをグリップ側下にも付けて、縦2点吊りを可能に。
・レンズキャップは個人的にはあまり気にしていなかった。撮影前の儀式的に付け外ししているうちに慣れてしまったので。GRD2を使うようになってもしばらくは撮る前に無意識にレンズ前に手をやってしまっていたくらいだ。まあでもレンズバリア内蔵の方が楽には違いないな。
 こんなところかな。全部とは言わないまでもいくつか実現したら、こりゃ買いだ。GRD2で実現されている部分はけっこう期待できるのではないかと思うけど、どうか。
 ついでにGRブログにトラックバックもしてしまえ(笑)。本当に後継機が準備されているなら今ごろ書いても無駄だけど。
【追記】どうもトラックバックがうまくいかないみたい。残念。


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2008年02月25日

GX100にVFなしパッケージが出ていた

 GX100にいつの間にかVFなしのパッケージが追加されていた。ヨドバシの価格だとVFの有無で1万5千円の差らしい。手元にVFはあるからもう一度GX100本体を…、とかつい考えてしまう(苦笑)。でも価格.comにあるような店ではVFの有無で特に価格差はないのだな。というかVF付きが相当安くなっているのか。
 もっともGRDIIを使い出した今、GX100再入手はあまり意味が無い。それよりもGRDIIにワイコン&テレコンを装備した方がいいとは思う。
 しかしGX100の後継機が水準器装備かつ質感がGRDII相当になったら、これは欲しいな。広角側の樽型の歪曲がもっと補正されたり、レンズ鏡胴がもっと薄くなって小さく軽くなったらなおうれしいけど、レンズ性能が落ちそう。だったら性能優先でいて欲しい。
 GX100が登場して10ヶ月。GRDよりはサイクル短く次機種が来るだろうか。
【2/27追記】
 このエントリの後、ヨドバシのVF付きパッケージの価格が下げられていて、VF無しより4000円安くなっている。なんでだろ?

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 RICOH GR DIGITAL II。

 しかしRICOH R8発表の日から当ブログもアクセス数が高止まり。この話題性、すごいなあ。売れますね、これは。


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2007年10月26日

GX100の設定値

「操作の心地よさを感じ取ってほしい」──ニコンD300の開発陣に聞く
 こんなのを読むと、またニコンユーザーに戻りたくなりますね(苦笑)。Pentaxは最近動きが鈍いように思うが、大丈夫かな。やはりHOYAとの合併を巡る騒動が響いているのだろう。

 Caplio GX100パーフェクトガイド(ソフトバンククリエイティブ)を購入した。田中希美男氏の記事を読み、それを参考にして普段から露出補正を-0.3EVにしてみている。たしかに画面が締まる気がする。逆に画質調整はカスタム設定にしていたのを「普通」に戻した。パラメータを弄ってもあまり極端に絵作りが変わるようではないし、その機種が持つ性質を理解さえしていれば、設定はあまり変更しない方が使いやすいと思ったからだ。
 ムックに関しては別段新しい情報があるわけではないが、GX100で十分に作品を撮れるということがわかっただけでも価値がある。愛着が増すというものだ。
 以下の写真はそのRICOH Caplio GX100で。
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2007年08月21日

K10D+DA★16-50mmのサブカメラとしてのGX100

 最近は、以前に比べて少し日々のアクセス数が多い。といっても微々たるものではあるが、ありがたいことです。
 このブログはK10DとGX100の話題ばかりだけど、リンク元をみてみるとGX100関係を検索してやってくる人の方が圧倒的に多いようだ。やはりGX100の方が情報が少ないからだろうか。最近は特に書くこともないので、有益な情報がなくて申し訳ない。

 今回K10D+DA★16-50mmと組み合わせて旅行に持っていったが、サブカメラとしてのGX100はとても良かった。
 基本的にはK10Dで撮るが、大げさなカメラを持ち込みたくない場合や、自転車に乗りながらなんて状況ではGX100が重宝した。
 一番のメリットは、画角がK10D(というかDA★16-50mm)とGX100でほぼ同じなので、感覚的に使いやすかったことだ。僕の場合あまり望遠側の欲求はないので、2台ともこれくらいの焦点域というのがちょうど良い。
 また、一般のコンパクト機だと吐き出す絵のレベルや傾向が違ってサブカメラとしても使いづらかったりするが、ほどほどに渋い絵を出すGX100ならK10Dと組み合わせてもそれほど違和感がない。

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 安曇野ちひろ美術館の中庭。昼寝もできるスペースがあったりする。家族サービスに疲れたお父さん達が屍累々と横たわっていた(笑)。肝心の展示も充実しており、見応えがあった。
 RICOH GX100。


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2007年07月02日

GX100を使いやすく

 GX100ユーザーにお勧めのページをひとつ紹介。「Custom GX」。まあ、ここにたどり着くような方はすでに知っているかもしれないが。

 特に僕には下記の記事が参考になった。
脱着可能2点両吊り自作ストラップ その1
脱着可能2点両吊り自作ストラップ その2
ペンタックス 6X7 アイカップを試す

 さっそく真似させてもらいました。大きなアイカップ装着も、ストラップの脱着可能化も、どちらも大正解(^^)。EVFをまた使う気になったし、吊りストラップも使うようになった。便利便利。僕の実践例は後日報告することにしましょう。
 僕はこういう作業を写真に収めて記録することにいい加減なもので、ちゃんとマメに公開してくれる方には感心するし、本当に頭が下がる。

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 梅雨だけど爽やかな晴れの日に。今年は本当に雨が少ない。写真がワンパターンだけど、こういうの好きなのです。RICOH GX100。


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2007年05月21日

スタパ齋藤氏のGX100レビュー

広角24mmのオールマイティなコンパクトデジカメ「Caplio GX100」

 スタパ齋藤氏はわりと好きなライターだ。他のライターに比べて自分の意見を出すし、提灯持ち的記事を書くこともあるが、その場合でも本気で褒めているのかどうかを判断しやすい。内容的にも同意できることが多い。
 このGX100のレビューもユーザーとして同感する部分がかなりあった。特にEVFに対する切り捨て様は面白い。
 それから、1?2度使ったきり全然触れていない脱着式液晶ビューファインダー。これは人によると思うのだが、拙者としては見づらさと可動範囲の狭さで、便利だと感じられない。ビューファインダー自体の表示画素数は20.1万画素と低くはなく、非常に明るい状況下で情報入りファインダーを使えるメリットは大きい。が、接眼部が小さく、その開口部も狭く、どうも見にくい。
 結果、拙者にとっては邪魔なので、ほとんど使用していない。……正直なところ、ああいったものは別売オプションとしてGX100の価格を下げて欲しいとか感じてしまった。

 僕は、ここまで切り捨てる気にはならず使ってみてはいるが、「せっかくのEVFなのに、小さくて見づらい」と毎回感じている。せめてアイカップがもっとしっかりしていたらよかったんだけどなあ。ともかく、その意味でスタパ氏のこの意見は同意する部分がある(面白いおもちゃとして付属していてよかったとは思っているけど)。他のGX100レビュー記事ではEVFを持ち上げこそしているけど、こう書いているものは見かけないしね。

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 RICOH GX100。ペンシルビルと絡み合うような電線。ひどい風景だけど、それほど珍しくないというのが悲しいところ。

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2007年04月29日

GX100の色味

 晴れている中、出勤途中に(涙)少し写真を撮ってみる。
 GX100の色味は、街中のスナップの分には割と好みと言っていい。コンパクト機としてはそこそこ派手さが抑えられていて、僕などはむしろ「色の濃さ」を+1にして使ってみているくらいだ。
 ただひとつ、緑の発色は今ひとつだ。黄色がかってしまうのはまだ馴染めない。パラメータをいじってみても効果がない。気になるのが植物の緑だけで、他はいいと思うのだが。自然の風景写真を撮ることになったら、RAWで撮って後で調整とすべきかもしれない。

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 上のような写真はいいが、下の写真のように木々がたくさん入ってくると気になる。

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2007年04月23日

GX100の小さな不満点

 一昨日のエントリには
通常時も含め、あまりパラメータはいじれないようになっているのが残念。たとえば彩度とかコントラストとかシャープネスとか、別々にいじりたいこともあると思うのだが。
と書いたが、いじれました。「画像設定」メニューの下の方に「設定1」と「設定2」のふたつ、ユーザー設定ができることに先ほど気づいた(苦笑)。RICOHさんには失礼した。ただ、「白黒」時にはやはりパラメータはいじれない(ようだが…)のは残念。
 EVFはやはりもっと画面が大きい方がよかった。本体とのバランスを考えた大きさなのはわかるし、ストロボのポップアップとの兼ね合いもあったのだろうが。電子ビューの利点のひとつは、光学ファインダと違って明るさと大きさのトレードオフが無いことなのだから。あるいは画面の大きなEVFとか別売りで出てきたりはしないかな。GX100がGRDとはここまで性格が違う以上、GRDの後継機は別に出てくると思うが、きっとこのEVFの機構は組み込まれるのではないだろうか。規格が共通化されて、EVF側もいくつかバリエーションが作られたら面白い。といっても、大型EVFとリモートEVFくらいかな、思いつくのは。
 まだ、気になった点はこれくらいで、おおむね楽しんで撮れている。曇天での撮影しかしていないので、色作りの傾向をまだ実感できていないのが一番残念だ。

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 ピンクの自転車。放置されているのか、たまたま停められていただけか判断しがたい。撮って出しはピンクが目立たなかったので、あとから少し彩度を上げてある。ただ、道路まで赤みがかってしまった。レタッチ技術も習得したいところ。


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2007年04月21日

RICOH Caplio GX100とGR DIGITAL

 今日は散歩がてらGX100で何枚か撮って歩いた。
 EVFは最初にカメラ博物館で見た時に予想したよりも使いにくいが、慣れてきてこれはこれでありだと思えてきた。
 マイセッティングで自分の好みの設定を2パターン登録しておけて、ダイヤルで簡単に呼び出せるのも良い。とりあえず、
1)Pモード、画質F、画面比率2:3、ステップズームON、開始焦点距離28mm相当
2)Pモード、画面比率1:1、白黒、ステップズームON、開始焦点距離35mm相当
とパターンを登録しておいた。
 1:1という画面比率での撮影は初めての体験だが、たしかに気分が変わる。これと白黒を組み合わせるとレトロな気分を味わえるが、でも気軽に写せるデジタル機という、このある種の錯誤感が面白い。
 そして、繰り返しになるが、ダイヤル一つで簡単に切り替えられるのが良い。2パターンというのも開発陣の慧眼だ。つまり錯誤感と通常の感覚を、容易に行き来できるわけだ。さらにEVFの脱着によっても相当に撮影感覚が変わる。これらの組み合わせでいろいろな撮影感覚をその場で切り替えて楽しめることが、非常に爽快だ。適度な倍率のズームもこれに貢献している。

 ブログなどを見てみると高評価の人とガッカリした人(ないしはあまりそそられなかった人)とにはっきり分かれているのが面白いが、後者に該当する人はけっこうな割合でGR DIGITAL後継機を期待していたように思える。でも、それだとガッカリしても無理はない。単機能に研ぎ澄まされたGRDと様々な感覚を味わえるよう作られたGX100では、相当性格が違うからだ。GRDのズーム版という感覚で評価をしない方が、GX100の真価に迫りやすいと僕は思う。

 幾人かのカメラマンが「GX100はGRのズーム版というにふさわしい。GRの名を継承しなかったのは、なにか複雑な社内の思惑があったのだろう。」といった感想を述べているが、僕は、むしろスムースにGXシリーズの名が決まったのではないかと思う。

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 RICOH Caplio GX100。撮って出しを縮小しただけだが、モノクロ写真としてはもっとコントラストが高い方が好み。セッティングを「硬調」にしてみようかな。
【追記】
 白黒モードの時は「硬調」は選べなかった(というか同じメニューの別項目になっている)。通常時も含め、あまりパラメータはいじれないようになっているのは残念。たとえば彩度とかコントラストとかシャープネスとか、別々にいじりたいこともあると思うのだが。


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2007年04月20日

RICOH Caplio GX100ファーストインプレッション

 カメラ博物館で触った時の感想が先にあるので、正確にはセカンドインプレッションということになるかな。

 購入後そそくさと電池を詰めて、出勤しながら少々撮影してみた(R4と同一の電池なので助かる)。まだ評価できるような段階ではないが、第1弾の感想など。

 EVFを着けて初撮影。覗いた時に「あれ、こんなに画面が小さかったんだ」と感じた。EVFがもう一回り大きくてもよかったかもしれない。どうせ着けたら邪魔なのは今でも同じことだから。アイカップも小さめで目に当てにくい。カメラ博物館の時は室内でじっくり触ったからそれほど悪い感触ではなかったが、外光のもとでアクティブに撮るには慣れが必要かも。ちゃんと覗けば、画面自体は意外に見やすいと感じるのは前回と同じ。

 革のケースは、リコーのものらしく質感がよい。ただ、やはり大きいなあ。太巻きみたいで、書類カバンに突っ込むには不適当。そういうカメラじゃないといえばその通りだけど。EVFを着けても収納できるように工夫してあるのは面白い。でも、普段はケースに入れずにEVFも未装着で持ち運ぶかも。

 画質はまだ語れるレベルじゃないが、僕には十分に感じる。
 低感度でも暗部ノイズはけっこう出る。でも全体としてみた時にはそれがむしろいい雰囲気を出しているのではないかと思う。
 さすが1,000万画素というべきか、レンズの性能か、はまった時の解像感はコンパクト機としては立派だと思う。
 色合いは、ちょっと地味かな。コンパクト機らしくなくて、むしろ好感。だけど曇天のせいかもしれない。ホワイトバランスの傾向など、しばらく注意してみてみることにしよう。
 高感度は、試した限りではやはり強くはないと思う。僕はうるさい方じゃない(と思う)のでスナップ用途ならISO400でも許容範囲だ。しかし、ISO800だとずいぶんノイズが増えているので、普段は使うのをためらいそう。割り切って写せること優先という状況用かな。
 少々露出がオーバー気味に出る気はするけど、今日は曇り空で白飛びしやすいからそう感じるのかもしれない。

 レリーズボタンの感触はちょっと重く感じた。遅いシャッタースピードだと手ブレが気になる。レリーズボタンアジャストサービスで軽くもしてもらえるそうだから、もしかしたら頼んでしまうかも。

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 RICOH GX100。縮小していて作例にはならないが。葉の緑はあまりきれいに出ていない。でも原画の解像感は十分。


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