ETC

2010年06月07日

セーラー万年筆プロフェッショナルギア・マイカルタ(中字)

はい、入手してしまいました。(メーカーの案内ページ
プロフェッショナルギア・レアロを使ってみて、セーラーの万年筆の良さはなんとなくわかったが、軸の軽さにはどうにも慣れることができないでいた。そこにあちこちでこのペンの重さバランスの良さを聞き(読み)、それで…。いや、物欲の言い訳ではあるが。

マイカルタという素材についてはあちこちで紹介されているが、布を樹脂で固めたものだそうだ。
質感は、メーカーの案内にあるとおり、たしかに革を連想させる。弾力があり、ナイフの柄によく使われるというだけあって、すべりにくい。でも金属パーツを多用した樹脂軸に被せる形で作られているらしく、万年筆としては非常に剛性があり、重さもそこそこある。プロギアレアロが21.0gに対してマイカルタは32.2gだそうだから、約1.5倍だ。そして、重さがあっても重心位置がちょうどいいのか、とても取り回しやすい。僕としてはとても好ましい。
一部には手の脂を吸ってすぐに表面の質感が変わるという話もあったが、僕のペンはそうでもない。乾燥肌だからかな(苦笑)。

インクは青墨。コンバータではなくカートリッジで使っている。セーラーの万年筆をあまり使ってこなかったのは、コンバータの容量の小ささが理由の一つだったのだが、カートリッジを使ってみてもいいじゃないかと思いついてしまったのが、マイカルタにも手を出した理由の一つ。マイカルタは首軸まで同素材でできているのでなるべくインクに浸けない方がいいとのことなので、一石二鳥だ。

ペン先は最近のセーラーのペンとかわらず固い。また、使い始めてしばらくはフローが悪く、ひっかかりはないまでも書き味は今ひとつだった。でも数日使ううちにペン芯がインクに馴染んできたのか、フローが良くなってきたように思う。手が慣れてきたというのもあるのかな。今はとても良い書き味と感じる。

今のところとても気に入って使っている。他の中字のペンはインクを抜いて仕舞っておこうかなと考えているくらいだ。

当然(笑)、不満というか「もう少しこうだったらいいのにな」と思うこともある。
まずデザイン的にキャップが太くて大きすぎて、個人的には好みではない。頭でっかちでバランスが悪く感じるのだ。あくまで見た目の問題だけだけど。
それにやはり大容量のコンバータは欲しいな。もっとも川口氏が「インク保持量1ccが限界。それを超えると影響が出てくる」と言ったという話も聞くので、メーカーとしての方針ではあるのだろう。でもパイロットのコンバータCON-70でも別に不具合は感じないのだから、セーラーでも出して欲しいと思うのも人情だ。
あと、レアロで感じたすぐ後だけに、インク残量が一目で分かる機構の便利さが欲しい。プロフェッショナルギア・マイカルタ・レアロなんて出たらまた買ってしまうな。ぜひぜひ出して欲しい。

写真を載せたいところだが、後日。最近精神的に不調で(苦笑)、撮影意欲も減衰中。


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2010年04月06日

セーラー万年筆プロフェッショナルギア・レアロ(中字)

つい入手してしまった。国産品としては珍しいピストン吸入式のペンだ。少なくとも現行品にはないし、今までにも存在していないのかも?

万年筆マニアは吸入式に惹かれるという。でも僕は(マニアというほどはまっているわけでないからかもしれないが)それほど吸入式にこだわりは無い。はっきり言ってコンバータ・カートリッジ両用式の方が合理的だ。洗浄しやすく、機構に不具合が出ても交換すれば済む。ただ、この時代に新しく吸入機構を設計して製品化したその努力を意気として、つい惹かれてしまったのだ(笑)。また、もともとセーラーの万年筆には関心があったのだが、コンバータ容量の小ささがネックで1本しか持っていなかった。吸入式となることでそれが解決したのだから、これはもう使ってみねばならないだろう(笑)。
さらに言えば、どうしても既視感を否定できない葉巻型のプロフィット・レアロには踏み留まっていたのだが、ベスト型(というのか)のプロフェッショナルギアで登場してしまったのが最後の一押しだった。

さて、既に持っているのも実はプロギア(細字)だったりする。しかし入手当時はバランスが手に合わず、ほとんど使ってきていない。吸入式となってどうだろう。比較しながら見てみたい(以下、従来型、レアロと呼び分けることにする)。

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キャップをした状態ではレアロの方が長い。シルエットもすらっとして「足が長くなった」という印象だ。従来型は寸詰まり感があってどうも格好悪いなあと思っていたので、個人的好感度はグッとアップだ。これは、ピストンを回すために尾栓を長くしたことに加え、インクビュー部をキャップの外に出したことが効いている(そのためキャップは見た目はほぼ同じだが、内側のねじ切りの位置が異なり、レアロの方が浅い)。

透明感あるインクビューとその両端の金リングが増えていて、レアロはずいぶん「華やか」に感じる。モン○○ンのペンとの差別化という意味でもこれは有効だし(笑)、僕はわりと気に入っている。ただ、落ち着かなさを感じて好まない人もいるかもしれない。

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キャップを尻軸に差し筆記状態にすると長さはほぼ等しい。

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ペン先、ペン芯はほぼ同じ。試してはいないけど交換もできそうだ。ただ刻印は異なり、従来型はプロギア専用、レアロは(おそらく)プロフィットと共通。たぶんレアロがどうとかではなく、コスト削減でプロフィット/プロギアの共通化がなされたのではないだろうか。

書き味は、太さが違うので比較にはならないが、どちらも固いことは確かだ。以前のセーラーは柔らかめだったというが、過去の話ということか。さすがにもうちょっと弾力を感じたい気もするが、実用的には固い方が使いやすい(字が下手な人間に柔らかいペン先はつらいんだよな…)。しかし買ったままの状態でも驚くほど滑らかで、十分以上に良い書き味だ。ただしインクフローは一般的には十分なレベルだが、僕の好みとしてはもうちょっと潤沢だとうれしい。このあたりはちょいちょいいじっていきたい。下手にいじると良さを殺すこともあるから注意が必要だが…。

重量はかなり軽い方だと思う。従来型よりも軽くなっているのだが、吸入機構(樹脂製のようだ)の重量増より、首軸の金属部分が必要なくなったことによる重量減の方が大きいのだろう。僕は重めのペンを好むので、少々残念。しかし重心の位置は悪くないし、一般的には取り回し易いと感じる人が多いのじゃないかな。

総じて良くできたペンだと感じる。そして、なんといってもインクビューでインク残量が確認できる安心感は大きい。これは予想以上だった。
僕は気づいたらパイロットの万年筆ばかり使っている。これは大容量コンバータCON-70の存在が大きな要因だが、たまに開けてインク残量を確認しなくてはならないのは面倒だと感じてきていた。やはり簡単に見えるのは安心・便利だし、そして楽しいことだと気づいた。これはこのプロギア・レアロ、メインのペンになるかも。


…と思ったのは事実だが、現在はややブレーキ状態。インクを変えようと洗浄してみたら、少々トラブルらしき現象が出たのだ。ひとつはピストン先端部の裏側にインクが回り込んでいること。だだ漏れといっていい。あまりにだだ漏れすぎて、かえって「仕様かも?」とすら考えてしまっているほどだ(もっと後ろ(見えないところ)に本来の弁があるのかも、とか)。もうひとつは水を出し入れして洗っていたら、インクビューと同軸のつなぎ目から水が染み出してきたことだ。シーリングが甘いんじゃなかろうか。いずれにしても、ちょっと安心して使い続けることはできない。現在セーラーに送って点検整備を依頼中である。
このあたりが、両用式だったら交換で済んで便利なところなんだよな。それに新しい吸入機構にまだ不安定な部分があるのかもしれないと思わせられる。
思えば限定版のレアロから定常製品版のレアロ発売まで、ずいぶん期間が空いた。限定版のレアロの吸入機構はトラブルを起こしやすいとも聞くし、改良にずいぶん力を注いできたようだ。しかしそれでも、まだ改善の余地があるのかな。真の定番品になるよう、頑張ってもらいたい。


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2010年02月09日

Sharp NetWalkerインプレッション(2:OS、ソフトウェア環境)

僕はMS-DOS系譜のある意味生粋のWindowsユーザーだが、ほんの少々UnixやLinuxを触ったことがないわけでもない。ほんっとに少々だけど。
しかし、NetWalkerでひさびさにLinux系OSに触りカスタマイズしてみて、「ずいぶんユーザーフレンドリーになったなあ」と驚いた。特にアプリケーションのパッケージ管理が充実していて、ソフトの導入が簡単なことに隔世の感を得た。

もっとも10年以上前のRedHutとか数年以上前のLinux Zaurusからだから、実際隔世だ(笑)。

また、デスクトップ環境を交換して使い勝手を大きく変えられることにも驚いた。単に「テーマ」を変えるのとは違うんだねえ。僕はさっそくLXDEにしている。
サスペンドからの復帰も早くていい。これはubuntu故かハードウェアの工夫故かは分からないけど。
アプリケーション自体も、機能十分なOfficeスィーツにブラウザにメーラーにスケジューラにととても充実しているし(しかもWindows上にも同じものがある)、これならSharpがモバイル端末に採用したことも理解できる。
ARMなんて非力なプロセッサでこれだけの環境ができるんだから、ずいぶんとLinuxも融通が利くシステムなんだなあ。僕の感覚では、Unix系は「上位の(つまりパワフルなハードに乗せる)」OSなんだが…、まあ、この感覚が20年前のものなんだろうな。今時は組み込み系で使われている例も多いし。

ただ…。仕方ないことだけど、使い勝手を突き詰めようとするともどかしい局面が多い。ショートカットキーの組み合わせでアプリを一発起動したいとか、メニュー形式のランチャーが欲しいとか、簡単キー操作のファイラーが欲しいとか。
多分かなりの部分はできるのだろうと思う。ただそういった情報へのアクセスが容易ではないし、できても設定ファイルを書き換えとかスクリプトをいじるとか、たいていそういう努力が必要だ。たとえばファイラーを探してみても、あるにはあるけど、癖が強かったりインストールが面倒だったり、やたら重量級だったり、カスタマイズが難しかったり…。
やはり基本的なユーザー数の違いがユーティリティやUIの充実度に差となって現れているのだろう。
もともとそういう困難を自分で乗り越える工夫は好きな方ではあるが、Windowsユーザー歴が長くなった今、堕落して(笑)昔ほどには根気もなくなってきているし、どこまでがんばれるかなあ。


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2010年02月06日

Sharp NetWalkerインプレッション(1:ハードウェア)

またしばらく空けてしまった。

このブログの方向を少し変えようと思う。今まではカメラ・写真に関することのみだったが、今後はそれ以外の趣味的内容も書いていくつもり。ブログを分けていたのだが、あまり更新しないブログを二つ持つのも不合理なので(苦笑)。
 
さて、SharpのNetWalkerを入手した。テキスト入力とスケジュール管理が主な目的。今までは昔ながらのPDA(hp iPaq114)でスケジューラを使っていたのだが、やはりキーボードが使える機械が欲しかったのだ。もともとhp200LXやLinux Zaurusなどの小型機好きでもあるので(笑)。
せっかくなのでインプレッションを書いておこうと思う。最初はハードウェアについて。
 
筐体はしっかり感があってよい。値段が高いという意見もあるが、こういった凝縮感あるデバイスが数万円で、しかもそれなりに品質が高いというのはたいしたものだ。ただ樹脂よりは金属ボディの方が好みではある。
文庫本サイズで手軽に持ち運べるのもよい。しかし中身はちゃんとしたPCだというのがまたいい。年寄りくさい言い方になってしまうが(笑)、HP200LXやLinux Zaurusから考えると隔世の感がある。これらの機種も実はPCではあったわけだが、扱いはPDAだったし、スペックも同時代のPCから見ても相当低かったわけで。NetWalkerもスペックはかなり劣るが、まがりなりにもデスクトップ機と同じことができるPCであって、そもそもの立ち位置が違う。
 
色はホワイトにした。
全色そうだが、カタログで見るのと実物とではかなり印象が違う。レッドは思ったより(僕の好みよりは)下品だし、ブラックは悪役っぽいし手の脂など汚れが非常に目立つのが難点。どちらもカタログで見るより印象が悪い。一方、ホワイトはカタログより実物の方がよい。ゴールドに見える部分が下品かと思ったが、実物は落ち着いていて悪くない。
(あくまでも僕の好みの話だけど、レッド・ブラックのユーザーにはスミマセン)
 
キーボードは世評どおり今ひとつ。
理由は二つあって、よく言われる「キーのぐらつき」に加えて、僕は「押下に力がいる「硬い」タイプのキーであること」も打ちにくさにつながっているように思う。キーを確実に押すように努力しないとならず、タッチタイプに集中できない。慣れないうちはキーの取りこぼしも頻繁に発生してしまう。
「NetWalkerガリガリ活用術」によれば、キーのぐらつきは、親指タイプ時などに隣のキーまで入力されてしまうことを避けるために、あえて残されたとのこと。なるほど、そういう面はあるのかもしれない。メーカーもそれなりに実験して決定したのだろう。しかしたとえばSONY VAIO PやXのように独立キーにしたらよかったのではないか、などと考えてしまう。せめてもう少しキーが軽いとよかったのだがなあ。
全体の作りのよさの中で、キーボードだけはちょっと高級感に欠けるペコペコとした打鍵感で「もうちょっと」感が漂ってしまっている。これは残念だ。
ただ、配列自体はよく考えられていて、キーを探して迷うことが少ない。この部分はよく設計されていると思う。それもあって、こうやって入力しているうちにずいぶんと慣れてきた。僕はもともとこういう小型キーボードにはHP200LX以来けっこう馴染んできているのだ(笑)。あ、でもCtrlキーはAの左にあってほしかったな。スペース的に難しいけど。
 
画面は、事前に店頭で見ていたときには「小さい!」と思った。解像度が高いのが逆に表示用フォントの絶対的な小ささにつながり、一瞬不安を感じさせるのだ。しかし、電車で立ちながら使うなんてときは顔からの距離も遠くなく、意外に問題ないことがわかってきた。デスクで使うときにも慣れてきた。つまりこれも慣れればOKということ。
液晶の表示はとてもきれい。さすが「液晶のシャープ」(笑)。
 
光学式ポインティングデバイスは、最初はやや違和感があったが、割にすぐ慣れることができた。慣れると精度も問題ない。やはりこれが着いていることは便利で、おかげで僕は一度もタッチパネルでの操作をしていない。

インタフェースも、USBがふたつあるのは上等だ。ただmicroSDスロットはカバーに不安あり。あまり抜き差しするものではないな。

バッテリーの駆動時間はじゅうぶん保つ。公称通り10時間かはわからないが、一日あちこちで開いてちょこちょこ作業するくらいは何の問題もない。僕は追加でACアダプタを購入してあるので、なお問題ない。
ただこのACアダプタは本来Willcom D4(Sharp製)用のもの。同型番ではあるが、NetWalker用のオプションとして正式に単体発売されていないのは理解に苦しむ。少し変わった電圧を利用しているため、サードパーティ製のACアダプタが使えないから、なおさらそう感じる。

総じてハードウェア(のユーザーに接する部分)はよくできた機械だと思う。次機種があるとして、改良して欲しい点は、キーをもっと軽くすることと、画面を可能な限り大きくすることくらいかな。前者はかなり重要な点だけど。

※後日、写真追加予定。最近のサイズが大きい画像ファイルを扱うには非力かな。さすがに。


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2009年01月01日

謹賀新年

 適当なカメラ・写真ブログですが、今年も気が向いたらボチボチと書き込んでいこうと思います。

 突然厳しさを増したような昨今ですが、たまたまこのエントリを目にされた皆様にとっても、そして自分にとっても、今年が少しでも良い年になりますように。

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2008年11月10日

書きたいことは多けれど

更新頻度ががた落ち。
今年は例年になく仕事が多く、かなり余裕がない。
まあ、このご時世に忙しいというのはある意味幸せなのだろうけど。

そんな中出張で札幌に行ってきた。
あちらも寒かったが、首都圏に戻ってきたらこちらもけっこう寒いじゃないか。
小笠原の写真を貼ったりして、暖かい時期なんて最近のことだと思っていたのだけどな。

こう忙しいと写真熱も冷め気味だが、出張にかこつけて街並みを撮ったりしていると、また熱も上昇する(笑)。久々にいろいろ撮れたので、またここにも少しずつでも書いていきたいところだ。

とりあえず新千歳空港で復路便を待っている間に見た虹を。RICOH GX200で撮影。

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虹の始まるところを見た!という気になれるくらい、くっきりはっきりした虹だった。

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そして終わるところ(笑)も見えた。「ありがたやありがたや」という気になった(笑)。
北海道の広々さも実感した。寒かったし、仕事ではあったが、行けてよかった。


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2008年10月01日

ペンタックスの方針

 ここのところ新しい趣味を始めて主な関心がそちらに集中していることもあり、写真・カメラへの意欲が相対的に低下している状態。それでもフォトキナ絡みで発表された新製品には心が躍るものがある(笑)。
 当然、我がペンタックスの今後の動向が気になるところだが、デジカメWatchでインタビュー記事が掲載された。かなり旧聞の話題でスマンです。
「K20D」と「K200D」の後継機を2009年夏前に投入?ペンタックス開発統括部長 北沢利之氏に訊く
 要約すると、「K-mの製品としての位置付け」「35mmフルサイズは(少なくとも当分は)無い」「645デジタルの開発再開」「K20D、K200D後継機は来年夏前」というところか。
 フルサイズではなくAPS-Cの小型普及機をしっかり作ってきたのは個人的には好感を持っているし、正しいと思う。価格.comの掲示板などでは「フルサイズを出せないペンタックスはもう終わりだ」などと感情的悲観論が頻繁に発言されてよく荒れているが、僕は「冷静に考えられない人って多いんだな」とある意味感心して見ている。ペンタックスのダメさ加減を、一見論拠を挙げて冷静に指摘しているような発言も、実は自分が悲観的になっているのが先で、それに理由を後付にしているに過ぎない(笑)。そういう人たちは勝手に悲観的になっていればいいと思うが、あまり他のペンタックスユーザーを煽動はして欲しくないな。ひいてはペンタックスに悪影響となるだろうから。
 別の業界でもそうなのだが、マニアという人種は自分たちの感覚が市場の大部分を占めていると勘違いしていることが多い。でも実際はそんなことないんだよね。その象徴のようなK-m発表、これはけっこう受けるかも。初心者ユーザーならぬ僕も、ちょっと欲しいな。

 写真は8月に行った小笠原諸島の海と空。

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 船でしか行けないために入る人も少なく、こんなきれいな自然がプライベート空間のように楽しめるのも、小笠原の魅力の一つだと思う。住民じゃないから言うのだが、空港なんか作らない方がいい。
 PENTAX K20D、DA★16-50mmF2.8。このレンズ、片ボケ修理に出して帰ってきたのだが、全体の描写がかなり良くなったように感じる。


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2008年08月04日

プリンタ導入

 プリンタを導入した。機種はエプソンのPM-T960
 一応プリンタは持ってはいたのだが、写真が趣味になる前に買った初代顔料インク機のPX-V700で、これは写真印刷には向かない機種なのだ。何回か試してはみたがやはり写真としては満足できず、今ではすっかり事務用プリンタとなっている。で、もっぱらオンラインプリント利用だったのだが、ちょいちょいと少ない枚数をプリントしたいこともあって、新しいプリンタが欲しかったのだ。
 写真が趣味なら顔料インクのA3ノビ対応機でしょ!という欲求はあったのだが、置く場所はそうはないし(苦笑)、複合機は仕事で使うにもやはり便利だし、無線LAN経由でプリントできるのはいいということで、A4より大きいサイズは店なりオンラインプリントなりに出せばいいと割り切って上記機種にした。
 染料インクだから質が劣るというわけではなさそうだしね。それにしても顔料インク機は最初は普通紙にも色ノリがいいとか耐水性が高いとかが売りだったのに、最近の機種はすっかりプロの写真用としても発展したものだな。
 さて、週末に楽しくセットアップして、何枚かテスト印刷してみた。用紙はPX-V700で写真印刷を試した時に購入したものが何種類かあったのだが、紙によってずいぶんと色合いにも差が出ることに驚いた。このあたりは研究のしがいがありそう。
 しかし、やはりモノとして目の前に置いて見るのは、写真観賞の基本なんだなという気がする。A4だとモニタ上の全画面表示と変わらないか小さい位なのに、全体の雰囲気をしっかり味わえるというか。まあ、こんなことデジタル以前から写真が趣味の人には当たり前なのだろうけど。

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 RICOH GX200。神保町の交差点。こういう絵面は嫌いじゃないけど、街並みという点ではひっどいよね。


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2008年04月07日

怒りと落胆

 3月21日に書いた内部レンズの傷で入院させていたDA★16-50mmが帰ってきた。
 週末の旅先にて販売店からの修理出来の連絡を受け、「もう1日早かったらこの旅行で使えたのになあ」と思いつつ帰宅。
 今日、仕事の前に引き取り、先ほど確認したところ。…傷、取れていないのですが。

 修理表には「レンズ(中玉)汚れのため、清掃しました」とあるが。汚れだか傷だかわからないが、これが見えないのだろうか?ちゃんと修理してるのかね。目視での点検すらしないのかね?PENTAXのサービス力は、そこまで地に落ちているのかね。

 さすがに怒りを感じる。そして落胆。PENTAX、使い続けるに値するのだろうかという疑念が頭を巡っている。現実的には他に移るわけにもいかないが。

 がっかりしているので、写真は無し。


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2008年03月28日

PENTAX役員インタビュー

【インタビュー】2008年の戦略を訊く[ペンタックス編]?645 Digitalは絶対に開発を再開する(デジカメWatch)
「士気が下がらなかった」というあたりはやや眉に唾して読んでしまうが、これからがんばって行こうとする意思は読み取れた。半分くらいは自分の期待感がそう読ませたとはわかっているけど(笑)。
 しかし昨年までほどの打ち上げ花火的な話は無いんだな。昨年同時期のインタビュー(本ブログのエントリではここここ)では、ハイエンド機も当然出すという語調だったのに、今回は出すかどうかわからないという雰囲気。645版は…、僕の興味の範囲外。
 地味に興味深い記事だったというべきか、興味深いけど地味な記事だったというべきか(笑)。

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 写真は今月頭のロンドン出張時のもの。イギリスは古いものを手を入れて使い続けるというイメージがあるが、こと「街」に関してはそうでもない部分も多いことが伺える。ガラス張りの建物、好きなんだねえ…。
 K10D、Tamron 18-200mmで。しかしK10DのAEアンダー目傾向は、かなり強くないかな。標準で1/3プラスに設定しておいて、場合によってはもっとプラスするくらいでちょうどいいくらいだ。僕の個体の問題ということはあるだろうか?
 K20Dではマシになっているのだろうか…、と考えるのは物欲に操られているのだろうな(笑)。


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