ETC
2011年10月24日
ボールペン再考(3):パーカーソネットシズレとQuinkFlow芯
さて、パーカーといえば高級なボールペンというイメージがあるように思うが、いかがだろう。またパーカーのリフィル規格は他のメーカーでも採用しているところが多く、JIS規格にすらなっている。それならやはり使ってみるべきでしょう。ということで、パーカーのソネットを購入した。
ものはプレシャス シズレ GT。シルバーで格子柄の軸にゴールドのトリムというデザインは、正直、現代的ではなく古めかしい。言い換えればオヤジ臭い(苦笑)。ただ、伝統のデザインだし、パーカーといえばこの軸というイメージもある。少々悩んだが、けっきょくこれにしてしまった。
実物はゴールドトリムもそう派手ではなく控えめで、気に入っている。まあこれなら浮くこともあるまい(そう期待したい)。
スターリングシルバーの軸の重みは好ましい。シズレ柄も「やはりパーカーはこれだよね」となんだかんだいって満足感が高い。ただ表面はクリアラッカーでコートしてあるらしいのが残念。シルバーはくすみやすいのでその対策だろうが、むしろくすむ方が味が出ていいのだけどな。
さて肝心の書き味だ。実物を手に入れてから知ったのだが、実はパーカーの純正リフィルは最近インクを改良してQuinkFlowと称するリフィルになっている。これがパーカーの低粘度油性インクで、それまでのものより滑らかかつ鮮やかになっているというのだ。
実際に書いてみると、たしかに一般的な油性ボールペンとは違う。明らかに滑らかかつクッキリと書ける感覚である。
個人的な感覚では
滑らかさ:ジェットストリーム>EasyFlow>QuinkFlow>カランダッシュ ゴリアット>>一般的な油性インク
クッキリさ:ジェットストリーム>EasyFlow>=QuinkFlow>カランダッシュ ゴリアット>一般的な油性インク
という順番である。書き味としてはなかなか良い。転がりすぎるジェットストリームなどよりこちらくらいの抵抗感がある方がいい、と感じる人もいそうだ。
しかしだ。せっかくなのでこの純正QuinkFlowを使い続けようと思ったが、すぐに挫折した。下に向けて立てておくと、ペン先のボールの周りにインクが滲み出して盛大にボタを作るのだ。すぐに溜まるというわけではないが、ざっと一晩おいておくとダメという感じ。これでは使えない。
さすがにこれは個体の問題だと思うが、わざわざ純正リフィルを買って交換する気にもならない。今はEasyFlowに交換して使っている。
という流れだと次はEasyFlowの話にするべきかもしれないが、いったんゴリアットに話を移したい。
ものはプレシャス シズレ GT。シルバーで格子柄の軸にゴールドのトリムというデザインは、正直、現代的ではなく古めかしい。言い換えればオヤジ臭い(苦笑)。ただ、伝統のデザインだし、パーカーといえばこの軸というイメージもある。少々悩んだが、けっきょくこれにしてしまった。
実物はゴールドトリムもそう派手ではなく控えめで、気に入っている。まあこれなら浮くこともあるまい(そう期待したい)。
さて肝心の書き味だ。実物を手に入れてから知ったのだが、実はパーカーの純正リフィルは最近インクを改良してQuinkFlowと称するリフィルになっている。これがパーカーの低粘度油性インクで、それまでのものより滑らかかつ鮮やかになっているというのだ。
実際に書いてみると、たしかに一般的な油性ボールペンとは違う。明らかに滑らかかつクッキリと書ける感覚である。
個人的な感覚では
滑らかさ:ジェットストリーム>EasyFlow>QuinkFlow>カランダッシュ ゴリアット>>一般的な油性インク
クッキリさ:ジェットストリーム>EasyFlow>=QuinkFlow>カランダッシュ ゴリアット>一般的な油性インク
という順番である。書き味としてはなかなか良い。転がりすぎるジェットストリームなどよりこちらくらいの抵抗感がある方がいい、と感じる人もいそうだ。
しかしだ。せっかくなのでこの純正QuinkFlowを使い続けようと思ったが、すぐに挫折した。下に向けて立てておくと、ペン先のボールの周りにインクが滲み出して盛大にボタを作るのだ。すぐに溜まるというわけではないが、ざっと一晩おいておくとダメという感じ。これでは使えない。
さすがにこれは個体の問題だと思うが、わざわざ純正リフィルを買って交換する気にもならない。今はEasyFlowに交換して使っている。
という流れだと次はEasyFlowの話にするべきかもしれないが、いったんゴリアットに話を移したい。
2011年10月01日
ボールペン再考(2):ジェットストリーム芯をピュアモルト軸で
つくづく更新が少ないこのブログ。書く気はあるが、なかなか面倒で…。世の人々は、ブログやツイッターやSNSや、非常にマメな人が多くて感心する。
さて。ボールペン、というかリフィル、さらにいえば詰まるところはインクのレビュー一発目は、やはり三菱鉛筆のジェットストリームから。しかし、今さら感は強いので、簡単に。
それまでの油性インクボールペンの常識を覆す滑らかさと鮮やかさは驚愕ものだし、これによって低粘度油性ボールペンが他メーカーからも追随的に続々と登場した。エポックメイキングと言っていい大ヒット商品だ。まあ、インクの減りが早いとか、インクの成分が紙によっては抜けることがあるとか、後から油成分?が滲むことがあるらしいとか、欠点もあるにはある。が、メリットは圧倒的だ。
しかし。これは僕の難点というべきだが、僕はプラ製の低価格ボールペン(の軸)では我慢できないのだ(無駄に手が驕っているのだ…)。そしてジェットストリームや他の国産メーカーの低粘度油性インクは、高級ペンにほとんど採用されていない。
ゲルインクや水性インクも不断の改良が続いているが、なぜ高級ペンにはなかなか採用されないのだろう。売れ筋製品の開発・改良に注力するのはわかるけど、高級ペンにだって互換リフィルを用意してくれればいいのに。
という不満を自分で解消すべく、簡単な改造で高級ラインのピュアモルトシリーズの軸に仕込んだのは、以前に書いたとおり。
さて実用上はこのペンで何も問題はない。実際にしばらくはこれを使っていたし、これで低粘度油性ボールペンの実用性を改めて認識したくらいだ。書き味の良さ、インクの鮮明さ、書き出しの掠れの無さなど、性能はこれからの回で述べる他のリフィルと比べてもNo.1だ。
ただ…、ピュアモルトの軸はせっかく木材なのに、樹脂が染み込ませてあるのが少し過剰というか、木材っぽさが活きていない素材処理で、今ひとつなのだ。使うたびにこの残念感が気になって、結局最近は控えに回るようになってしまった…。
ジェットストリームのインクをパーカー互換のリフィル(JISでもG2という規格番号が着いているらしい)で出してくれればきっと相当売れるはず。パーカー互換の低粘度油性インク芯はシュミットのEasyFlowという先行者がいるけど、(やはり後の回で書くつもりだが)ジェットストリームの方が書き味は良い。やってくれないかなあ。
アダプタは簡単に作れるかな?そのうち挑戦してみたい。
さて。ボールペン、というかリフィル、さらにいえば詰まるところはインクのレビュー一発目は、やはり三菱鉛筆のジェットストリームから。しかし、今さら感は強いので、簡単に。
それまでの油性インクボールペンの常識を覆す滑らかさと鮮やかさは驚愕ものだし、これによって低粘度油性ボールペンが他メーカーからも追随的に続々と登場した。エポックメイキングと言っていい大ヒット商品だ。まあ、インクの減りが早いとか、インクの成分が紙によっては抜けることがあるとか、後から油成分?が滲むことがあるらしいとか、欠点もあるにはある。が、メリットは圧倒的だ。
しかし。これは僕の難点というべきだが、僕はプラ製の低価格ボールペン(の軸)では我慢できないのだ(無駄に手が驕っているのだ…)。そしてジェットストリームや他の国産メーカーの低粘度油性インクは、高級ペンにほとんど採用されていない。
ゲルインクや水性インクも不断の改良が続いているが、なぜ高級ペンにはなかなか採用されないのだろう。売れ筋製品の開発・改良に注力するのはわかるけど、高級ペンにだって互換リフィルを用意してくれればいいのに。
という不満を自分で解消すべく、簡単な改造で高級ラインのピュアモルトシリーズの軸に仕込んだのは、以前に書いたとおり。
さて実用上はこのペンで何も問題はない。実際にしばらくはこれを使っていたし、これで低粘度油性ボールペンの実用性を改めて認識したくらいだ。書き味の良さ、インクの鮮明さ、書き出しの掠れの無さなど、性能はこれからの回で述べる他のリフィルと比べてもNo.1だ。
ただ…、ピュアモルトの軸はせっかく木材なのに、樹脂が染み込ませてあるのが少し過剰というか、木材っぽさが活きていない素材処理で、今ひとつなのだ。使うたびにこの残念感が気になって、結局最近は控えに回るようになってしまった…。
ジェットストリームのインクをパーカー互換のリフィル(JISでもG2という規格番号が着いているらしい)で出してくれればきっと相当売れるはず。パーカー互換の低粘度油性インク芯はシュミットのEasyFlowという先行者がいるけど、(やはり後の回で書くつもりだが)ジェットストリームの方が書き味は良い。やってくれないかなあ。
アダプタは簡単に作れるかな?そのうち挑戦してみたい。
2011年09月08日
ボールペン再考
僕はボールペンが苦手だ。もともと字が下手なので、書くこと自体が苦手だったのだが、万年筆を使うようになって、少しはマシに書けるようになったし、書くこと自体への抵抗感もかなり減った。でもボールペン、特に油性インクのものは未だに下手さが際立つような気がするのだ。
なぜかと考えてみると、滑らかとは言い難い書き味、鮮やかさに欠けて黒インクでもグレーっぽいこと、インクのボタが発生しがちであること、あたりが原因だ。
しかし実用性では油性ボールペンが一番であることは認めなくてはならない。耐水性や耐光性は高い、裏写り・裏抜けや反対側への転写も生じにくい、ペン先が乾きにくいので扱いが雑でいい、公的な書類への記入もボールペンが前提とされている、などなど…。
最近、心がけて何でもメモを取るようにしているのだが、その用途にはやはりボールペンが便利だ。
そして書き味などの問題点も、最近は低粘度の油性インクが普及してきて、解決に向かっている。国内メーカー製のものでいえばジェットストリーム、アクロボール、ビクーニャなど。海外製もシュミットのEasyFlowとそのOEMはかなり良い。
これは長年の苦手意識をそろそろ振り払うときではないか、と考えた次第。ということで、最近使ってみているボールペンについて、次回から簡単にレビューをしようと思う。
なぜかと考えてみると、滑らかとは言い難い書き味、鮮やかさに欠けて黒インクでもグレーっぽいこと、インクのボタが発生しがちであること、あたりが原因だ。
しかし実用性では油性ボールペンが一番であることは認めなくてはならない。耐水性や耐光性は高い、裏写り・裏抜けや反対側への転写も生じにくい、ペン先が乾きにくいので扱いが雑でいい、公的な書類への記入もボールペンが前提とされている、などなど…。
最近、心がけて何でもメモを取るようにしているのだが、その用途にはやはりボールペンが便利だ。
そして書き味などの問題点も、最近は低粘度の油性インクが普及してきて、解決に向かっている。国内メーカー製のものでいえばジェットストリーム、アクロボール、ビクーニャなど。海外製もシュミットのEasyFlowとそのOEMはかなり良い。
これは長年の苦手意識をそろそろ振り払うときではないか、と考えた次第。ということで、最近使ってみているボールペンについて、次回から簡単にレビューをしようと思う。
2011年07月01日
リコー ペンタックスを買収
ちょっと驚いた。でも僕はRICOHとPENTAXのカメラの愛用者だし、その意味で嬉しい驚きと言っていいかな。
ネットではHOYAよりはいいという声も多いようだ。まあ、たしかに(笑)。
RICOHとPENTAXのカメラは実直だと思う。その上で、一眼レフ~中判が強いPENTAXと、コンパクトにこだわりがあるRICOHとが組み合うことで、強みを補えるのは大きい。それに、かつてRICOHはKマウントの一眼レフを作っていたこともあるし、親和性もけっこう高いのではないか。企業文化とか精神性は重要だし。
まずは評価できる買収劇だが、当然のことながら、それが良い製品に結びつくことが必要。がんばってカメラメーカーとして存在感を増していって欲しいな。
ネットではHOYAよりはいいという声も多いようだ。まあ、たしかに(笑)。
RICOHとPENTAXのカメラは実直だと思う。その上で、一眼レフ~中判が強いPENTAXと、コンパクトにこだわりがあるRICOHとが組み合うことで、強みを補えるのは大きい。それに、かつてRICOHはKマウントの一眼レフを作っていたこともあるし、親和性もけっこう高いのではないか。企業文化とか精神性は重要だし。
まずは評価できる買収劇だが、当然のことながら、それが良い製品に結びつくことが必要。がんばってカメラメーカーとして存在感を増していって欲しいな。
2011年03月07日
三菱鉛筆ピュアモルトボールペンをジェットストリーム化(その2)
久々に文具ネタ。
以前はてなダイアリーでやっていた古いブログの方に、「三菱鉛筆ピュアモルトボールペンをジェットストリーム化(その1)」という記事がある。
その1と銘打ちつつ続きを書かずそのまま放置してしまっていたのだが、このネタは関心ある方が多いらしく未だにコメントをいただいてしまうし、なによりネタを放置してしまったことが今更ながら心苦しく、ここで続きを書いておくことにする(なので、こちらでははじめて書くネタなのに「その2」(苦笑))。
前置きは件の記事を参照いただきたい。要は、三菱鉛筆 PURE MALT oak wood premium editionボールペン(ノック式のもの。型番SS-2005)に、書き味に定評あるジェットストリームリフィルを入れてしまおう、ということ。タイトルそのままですね
ペン以外に用意するのは下のふたつ。
・三菱鉛筆スタイルフィット(ペンと軸の組み合わせ豊富な商品シリーズ)の油性ボールペンリフィルSRX-89-??。これはジェットストリームシリーズと同じインクを使用している。僕は黒1.0mmのリフィルを用意した。
・外径5mm、内径3mm、長さ57.5mmのパイプ。
必要なのはこれだけ。後者のパイプは田宮の透明プラパイプ5mmがちょうど良い。模型店などで入手できるが、通信販売でも購入できそうだ。僕は東急ハンズで購入した。
これを本来のリフィルSJ-7の太い部分と同じ長さ(57.5mm)にカットするだけ。
で、そこにスタイルフィットのジェットストリームリフィルを差し込んでしまう。パイプ径の誤差でゆるい場合は、リフィルにセロテープを巻くなどすれば良い。固定する必要はない。
あれ?後ろが飛び出してるよ?と思う方、ご心配なく。見えないので推測ではあるが、どうやら軸内部のリフィル尾部を押さえる部分がパイプ状になっているため、ちょうど飛び出した部分がそこに入り込む形になるらしく、この飛び出しがむしろ都合がよいのだ。そのおかげで、パイプとリフィルを固定する必要もなく、他に何の工作もなく使えるわけ。
これでジェットストリームインクのピュアモルト軸が使える。快適(^^)。
ただ、実用にはなるものの、微妙に長さが足りずペン芯の出る量が少~し物足りない。
僕はこれが気になったので、もう少し加工した。といっても簡単な話で、リフィルをカットして、カットした分+1mm程度の長さのリフィルと同径の棒をパイプの後ろから挿しただけ。つまりたとえば24mmカットしたら、25mmの棒を用意すればいい。要はリフィルと棒を合わせて1mm程度長さが伸びればいいというだけだ。
写真ではわかりにくいが、こんな感じ。
わずかな改善だが、これで万全(^^)。
ひとつ注意を喚起しておくと、これは僕が持っている軸での成功例だということ。ロットの違いや設計の変更などで、別の軸ではうまくいかないこともあるかもしれない。
なぜわざわざ喚起するかというと、前のブログでのコメントでは「ペン先が出てこない」という報告があるからだ。僕の軸での例から考えると、ペン先が出てこないというのは原因がわからない。もしかしたらノック部内部の構造が変わっているのかもしれない。
ただ、SJ-7が本来のリフィルであることは変わらないから、違う工夫で回避できそうな気はする。たとえば外側に使うパイプの尾部側に蓋をして、リフィルをそれに合わせてカットしてから差し込むとか。つまり飛び出しを無くして外径をSJ-7と同じにしてしまえば、使えるはず。
興味ある方はお試しあれ。
以前はてなダイアリーでやっていた古いブログの方に、「三菱鉛筆ピュアモルトボールペンをジェットストリーム化(その1)」という記事がある。
その1と銘打ちつつ続きを書かずそのまま放置してしまっていたのだが、このネタは関心ある方が多いらしく未だにコメントをいただいてしまうし、なによりネタを放置してしまったことが今更ながら心苦しく、ここで続きを書いておくことにする(なので、こちらでははじめて書くネタなのに「その2」(苦笑))。
前置きは件の記事を参照いただきたい。要は、三菱鉛筆 PURE MALT oak wood premium editionボールペン(ノック式のもの。型番SS-2005)に、書き味に定評あるジェットストリームリフィルを入れてしまおう、ということ。タイトルそのままですね
ペン以外に用意するのは下のふたつ。
・三菱鉛筆スタイルフィット(ペンと軸の組み合わせ豊富な商品シリーズ)の油性ボールペンリフィルSRX-89-??。これはジェットストリームシリーズと同じインクを使用している。僕は黒1.0mmのリフィルを用意した。
・外径5mm、内径3mm、長さ57.5mmのパイプ。
必要なのはこれだけ。後者のパイプは田宮の透明プラパイプ5mmがちょうど良い。模型店などで入手できるが、通信販売でも購入できそうだ。僕は東急ハンズで購入した。
これを本来のリフィルSJ-7の太い部分と同じ長さ(57.5mm)にカットするだけ。
で、そこにスタイルフィットのジェットストリームリフィルを差し込んでしまう。パイプ径の誤差でゆるい場合は、リフィルにセロテープを巻くなどすれば良い。固定する必要はない。
あれ?後ろが飛び出してるよ?と思う方、ご心配なく。見えないので推測ではあるが、どうやら軸内部のリフィル尾部を押さえる部分がパイプ状になっているため、ちょうど飛び出した部分がそこに入り込む形になるらしく、この飛び出しがむしろ都合がよいのだ。そのおかげで、パイプとリフィルを固定する必要もなく、他に何の工作もなく使えるわけ。
これでジェットストリームインクのピュアモルト軸が使える。快適(^^)。
ただ、実用にはなるものの、微妙に長さが足りずペン芯の出る量が少~し物足りない。
僕はこれが気になったので、もう少し加工した。といっても簡単な話で、リフィルをカットして、カットした分+1mm程度の長さのリフィルと同径の棒をパイプの後ろから挿しただけ。つまりたとえば24mmカットしたら、25mmの棒を用意すればいい。要はリフィルと棒を合わせて1mm程度長さが伸びればいいというだけだ。
写真ではわかりにくいが、こんな感じ。
わずかな改善だが、これで万全(^^)。
ひとつ注意を喚起しておくと、これは僕が持っている軸での成功例だということ。ロットの違いや設計の変更などで、別の軸ではうまくいかないこともあるかもしれない。
なぜわざわざ喚起するかというと、前のブログでのコメントでは「ペン先が出てこない」という報告があるからだ。僕の軸での例から考えると、ペン先が出てこないというのは原因がわからない。もしかしたらノック部内部の構造が変わっているのかもしれない。
ただ、SJ-7が本来のリフィルであることは変わらないから、違う工夫で回避できそうな気はする。たとえば外側に使うパイプの尾部側に蓋をして、リフィルをそれに合わせてカットしてから差し込むとか。つまり飛び出しを無くして外径をSJ-7と同じにしてしまえば、使えるはず。
興味ある方はお試しあれ。
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2011年02月20日
モバイルギアの再来?NEC LifeTouch NOTE
なかなか魅力的な製品だ。NECのLifeTouch NOTE。製品名はやっぱり「モバイルギア」にして欲しかったなとは思うけど。
HP 200LXからこちら、こういったキーボード付きのデバイスが好きだ。DOS版のモバイルギアも一時期使っていたことがあった。
当然モバイルギアの再来とも評されるこのLifeTouch NOTEも、けっこう欲しいのだけど…。買うか見送りかは迷い中。
迷う理由は、現在SONY VAIO Pを持っていて、それと競合しそうだからだ。よくよく考えて比べてみると、これが一長一短なのだ。
僕にとって、VAIO Pの方が有利な点は下記のような感じ。
一方、LifeTouch NOTEの方に魅力を感じる点は、VAIO Pへの不満点と裏表だ。
うーん…。VAIO Pのバッテリ駆動時間が長くなれば、Windowsとはいえスタンバイを多用する気になってもっと使い勝手が良くなると思うのだが。でも大容量バッテリは出っ張るのでダメ。
とか考えていると、LifeTouch NOTEも買って、使いながら比べてしまえと思えてくるのが怖い(苦笑)。そもそも単純に「あのモバイルギアの精神を引き継いだ(としか思えない)デバイス」というだけで、相当物欲が刺激されているのだ。
どうするかなあ。まあ、改めてVAIO Pを使いやすくなるよう環境整備しつつ、発売されたら店頭でLifeTouch NOTEを使って確認してみるというところかな。
触ったら買ってしまいそうな気もするが…。
HP 200LXからこちら、こういったキーボード付きのデバイスが好きだ。DOS版のモバイルギアも一時期使っていたことがあった。
当然モバイルギアの再来とも評されるこのLifeTouch NOTEも、けっこう欲しいのだけど…。買うか見送りかは迷い中。
迷う理由は、現在SONY VAIO Pを持っていて、それと競合しそうだからだ。よくよく考えて比べてみると、これが一長一短なのだ。
僕にとって、VAIO Pの方が有利な点は下記のような感じ。
- 軽い。小さい。LifeTouch NOTEは意外に大きく重い。
- Windows環境なので、なんだかんだ言って普段使いに近い環境構築ができる。エディタとかブラウザとかメーラーとか。
- ディスプレイの解像度が高い。ただ、それ故、画面が精細すぎて使いにくくもあるけど(苦笑)。
- キー間が離れたタイプのキーボードは、打ち損じにくく、合理的。想像するに、LifeTouch NOTEのキーの方が打ち損じやすいのではないかと思われる。まあ、僕は小さいキーボードを苦にしない方ではあるが。
一方、LifeTouch NOTEの方に魅力を感じる点は、VAIO Pへの不満点と裏表だ。
- バッテリ駆動時間の長さ。一日の活動でバッテリの心配をしなくて良さそうなのが、良い。VAIO Pは現状の1.5倍は欲しいよね…。
- 開いたら即座に使える復帰の早さ。Windowsでもスタンバイ状態にしておけば即時性は悪くはないのだけど、待機中にもけっこうバッテリを喰うのが難点だ。それを明示するためか、インジケータが点滅するのも鬱陶しい。Windowsのモバイル機器に向かないもっとも大きな点はこのあたりだと思う。
- VAIO Pの利点として挙げた点と矛盾するようだけど、Windowsではないこと。割り切った環境だからこそ、モバイル機器としては使用感が良いのではないかという期待がある。
- タッチパネル。
うーん…。VAIO Pのバッテリ駆動時間が長くなれば、Windowsとはいえスタンバイを多用する気になってもっと使い勝手が良くなると思うのだが。でも大容量バッテリは出っ張るのでダメ。
とか考えていると、LifeTouch NOTEも買って、使いながら比べてしまえと思えてくるのが怖い(苦笑)。そもそも単純に「あのモバイルギアの精神を引き継いだ(としか思えない)デバイス」というだけで、相当物欲が刺激されているのだ。
どうするかなあ。まあ、改めてVAIO Pを使いやすくなるよう環境整備しつつ、発売されたら店頭でLifeTouch NOTEを使って確認してみるというところかな。
触ったら買ってしまいそうな気もするが…。
2010年11月29日
2010年08月20日
各メーカーからいろいろ発表
昨日のことではあるけど、なんかいろいろ発表されたなあ。いくつかについて雑感なぞ書いてみよう。リンク先はすべてデジカメWatchの記事。
キヤノン、コンパクトデジカメ初の“ハイブリッドIS”搭載機「PowerShot S95」
この前身機のS90はけっこう欲しかったのだ。高感度に強いと言うし、標準の画質も評判いいし、コンパクトだし、操作系が独特で面白そうだし。このS95はマイナーチェンジではあるけど、さらに高感度に強くなっているそうだから、さらに欲しさがアップした(笑)。
ただ、実際に買うまではいかないだろうな。電子水準器、縦横位置情報の写真への保存、ステップズームが着いていないと。僕はすっかりリコーのカメラの機能と操作性に馴れてしまっているのだ(苦笑)。
【追記】メーカーのページを見ていたら、どうやら縦横位置情報は保存されるらしい。失礼しました。物欲がまたアップ…。【追記ここまで】
【さらに追記】コントロールリングの設定でステップズームも可能だった。これまた失礼しました。水準器以外はあるな…。むむむ【追記ここまで】
そのリコーはと言うと。
リコー、“トイカメラ”や“クロスプロセス”を搭載した10.7倍ズーム機「CX4」
センサーや光学系にはまったく変更がないようだし、これもマイナーチェンジの部類だ。でも手ブレ補正が向上しているそうだし、あれやこれやの変更などもちょっと興味ある。変更後のデザインもけっこう好みだ。上手に物欲を刺激してくるなあ(笑)。
ただ、CX3を活用しているとは言い難い状況だから、買い換えるってのは贅沢だな…。
ニコン、ズーム全域F4の「AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED VR」
もうニコンユーザーではないけど、このレンズの登場はなんとなく感慨深い。僕がD70を買った時にいっしょに揃えたのが前身の「AF-S VR Zoom-Nikkor 24-120mm F3.5-5.6 G IF ED」だったからというだけだけど(笑)。線が太いだのデジタルではあまり評価が高くないレンズだったけど、僕のはとてもいい描写をしてくれたと思う。
リニューアルされて画質はどれくらい向上しただろう。フルサイズの一眼レフの標準ズームとしてぴったりのレンズになっているのではないかと思う。でも710gって、重いんだなあ。まあ、今更ニコンのフルサイズ機のユーザーになることはないだろうから、関係ないか…。
我がペンタックスはなにかないのかな。K-5とかミラーレス機とかの噂はあるようだけど。
あとリコーには、GXR用のカメラユニットの計画をもっと公表してもらいたいな。28mm相当のユニットも楽しみだし、他にも単焦点のユニットをリリースして欲しい。常々言っているけど、寄れる35mm相当があるといいんだけどな。
キヤノン、コンパクトデジカメ初の“ハイブリッドIS”搭載機「PowerShot S95」
この前身機のS90はけっこう欲しかったのだ。高感度に強いと言うし、標準の画質も評判いいし、コンパクトだし、操作系が独特で面白そうだし。このS95はマイナーチェンジではあるけど、さらに高感度に強くなっているそうだから、さらに欲しさがアップした(笑)。
ただ、実際に買うまではいかないだろうな。電子水準器、縦横位置情報の写真への保存、ステップズームが着いていないと。僕はすっかりリコーのカメラの機能と操作性に馴れてしまっているのだ(苦笑)。
【追記】メーカーのページを見ていたら、どうやら縦横位置情報は保存されるらしい。失礼しました。物欲がまたアップ…。【追記ここまで】
【さらに追記】コントロールリングの設定でステップズームも可能だった。これまた失礼しました。水準器以外はあるな…。むむむ【追記ここまで】
そのリコーはと言うと。
リコー、“トイカメラ”や“クロスプロセス”を搭載した10.7倍ズーム機「CX4」
センサーや光学系にはまったく変更がないようだし、これもマイナーチェンジの部類だ。でも手ブレ補正が向上しているそうだし、あれやこれやの変更などもちょっと興味ある。変更後のデザインもけっこう好みだ。上手に物欲を刺激してくるなあ(笑)。
ただ、CX3を活用しているとは言い難い状況だから、買い換えるってのは贅沢だな…。
ニコン、ズーム全域F4の「AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED VR」
もうニコンユーザーではないけど、このレンズの登場はなんとなく感慨深い。僕がD70を買った時にいっしょに揃えたのが前身の「AF-S VR Zoom-Nikkor 24-120mm F3.5-5.6 G IF ED」だったからというだけだけど(笑)。線が太いだのデジタルではあまり評価が高くないレンズだったけど、僕のはとてもいい描写をしてくれたと思う。
リニューアルされて画質はどれくらい向上しただろう。フルサイズの一眼レフの標準ズームとしてぴったりのレンズになっているのではないかと思う。でも710gって、重いんだなあ。まあ、今更ニコンのフルサイズ機のユーザーになることはないだろうから、関係ないか…。
我がペンタックスはなにかないのかな。K-5とかミラーレス機とかの噂はあるようだけど。
あとリコーには、GXR用のカメラユニットの計画をもっと公表してもらいたいな。28mm相当のユニットも楽しみだし、他にも単焦点のユニットをリリースして欲しい。常々言っているけど、寄れる35mm相当があるといいんだけどな。
2010年06月28日
SONY VAIO Pシリーズ その2
今回は簡単なレビュー。
筐体は樹脂製で、VAIO Xの剛性感・高級感はない。でも安っぽいわけでもなく必要十分という感じ。小さいので素材に剛性感が無くともたわみなどは感じない。筐体表面(裏側も)に不必要な突起などはなく、シンプルなデザインでとてもよいと思う。
キーボードの大きさは十分。キーの間が離れているデザイン(アイソトレーションキーボードというそうだが)は見た目的に今ひとつだが、キーピッチが小さくとも隣のキーを押してしまいにくいという点でよく出来ている。PMもBXもこの点がネックだったのだ。SONYがアイソトレーションキーボードにこだわっているのも一理ある。キータッチはペチペチした感覚だが、これはモバイルPCという性格上、仕方ないのだろうな。
オーダーで日本語キーだけどかなのプリントがないものにした。すっきりしていい感じ(笑)。
前端がごちゃごちゃしているのは仕方ないか…。特殊キーが着いているが、僕はこれらの機能を使わない。任意のアプリケーションに割り付けられたら便利なのだけど。
ディスプレイのヒンジはやや心許ない感触だ。緩めに感じる。実用上困ってはいないが、ここにはもうすこし剛性感が欲しいかな。それと、180度開いて欲しかった。不便を感じるほどではないが、寝っ転がって使っている時にはほんの少し、気になる。
バッテリの保ちはまあまあ。公称の6時間はとても無理だが、「バッテリいたわり充電モード(80%までしか充電しないモード)」にしておいても4時間強はなんとかなる感じ。ただし無線LANやBluetoothをあまり使わないことが前提だ。通勤の途中やカフェでちょっと文章書きという使い方をしている分には必要十分というところか。しかしもっと延びると安心感が増してうれしいな。Lバッテリは携帯性を損なうから使いたくはない。まあ、仕事場と自宅両方にACアダプタを置いてまめに充電をするようにすれば、普段はSバッテリを着けた本体だけでそう困ることは無さそうだ。
ポインティングデバイスが二つ着いているのはこのマシンの性質をよく考えた上での仕様だと思う。僕はもとThinkPad使いなのでスティックには慣れていて通常利用に不便はないし、ディスプレイ横のタッチパッドは立ったまま、あるいは部屋でごろ寝しながら(笑)の使用時に便利だ。
動作は決して速くはない。が、思ったよりは不快ではない。エディタでの文章入力、メール送受信にはほとんど不満を感じないし、WEBブラウズで凝ったページを見ても今のところ問題は感じていない。これだけのパフォーマンスなら十分だ。
小さい画面に1600×768の解像度は人によっては細かすぎてしんどいだろう。でも幸い僕は視力はいいし、フォント設定をいじることと慣れでほぼ問題を感じなくなった。逆に画面の精密な解像感には感動すらしているくらいだ。技術の進歩はすごいなあ。
ちなみに縦の解像度が、ネットブックの一般的な解像度(600dot)と違って、768dotあるのは地道に便利だ。最近のソフトはたとえば設定ダイアログが複雑化して大きくなっており、600dotでは画面からはみ出てしまうことがあるからだ。
とにかくカバンの中に放り込んでおいて常に持ち歩くという用途にはピッタリで、久々に環境構築も楽しんで行っている(笑)。
筐体は樹脂製で、VAIO Xの剛性感・高級感はない。でも安っぽいわけでもなく必要十分という感じ。小さいので素材に剛性感が無くともたわみなどは感じない。筐体表面(裏側も)に不必要な突起などはなく、シンプルなデザインでとてもよいと思う。
キーボードの大きさは十分。キーの間が離れているデザイン(アイソトレーションキーボードというそうだが)は見た目的に今ひとつだが、キーピッチが小さくとも隣のキーを押してしまいにくいという点でよく出来ている。PMもBXもこの点がネックだったのだ。SONYがアイソトレーションキーボードにこだわっているのも一理ある。キータッチはペチペチした感覚だが、これはモバイルPCという性格上、仕方ないのだろうな。
オーダーで日本語キーだけどかなのプリントがないものにした。すっきりしていい感じ(笑)。
前端がごちゃごちゃしているのは仕方ないか…。特殊キーが着いているが、僕はこれらの機能を使わない。任意のアプリケーションに割り付けられたら便利なのだけど。
ディスプレイのヒンジはやや心許ない感触だ。緩めに感じる。実用上困ってはいないが、ここにはもうすこし剛性感が欲しいかな。それと、180度開いて欲しかった。不便を感じるほどではないが、寝っ転がって使っている時にはほんの少し、気になる。
バッテリの保ちはまあまあ。公称の6時間はとても無理だが、「バッテリいたわり充電モード(80%までしか充電しないモード)」にしておいても4時間強はなんとかなる感じ。ただし無線LANやBluetoothをあまり使わないことが前提だ。通勤の途中やカフェでちょっと文章書きという使い方をしている分には必要十分というところか。しかしもっと延びると安心感が増してうれしいな。Lバッテリは携帯性を損なうから使いたくはない。まあ、仕事場と自宅両方にACアダプタを置いてまめに充電をするようにすれば、普段はSバッテリを着けた本体だけでそう困ることは無さそうだ。
ポインティングデバイスが二つ着いているのはこのマシンの性質をよく考えた上での仕様だと思う。僕はもとThinkPad使いなのでスティックには慣れていて通常利用に不便はないし、ディスプレイ横のタッチパッドは立ったまま、あるいは部屋でごろ寝しながら(笑)の使用時に便利だ。
動作は決して速くはない。が、思ったよりは不快ではない。エディタでの文章入力、メール送受信にはほとんど不満を感じないし、WEBブラウズで凝ったページを見ても今のところ問題は感じていない。これだけのパフォーマンスなら十分だ。
小さい画面に1600×768の解像度は人によっては細かすぎてしんどいだろう。でも幸い僕は視力はいいし、フォント設定をいじることと慣れでほぼ問題を感じなくなった。逆に画面の精密な解像感には感動すらしているくらいだ。技術の進歩はすごいなあ。
ちなみに縦の解像度が、ネットブックの一般的な解像度(600dot)と違って、768dotあるのは地道に便利だ。最近のソフトはたとえば設定ダイアログが複雑化して大きくなっており、600dotでは画面からはみ出てしまうことがあるからだ。
とにかくカバンの中に放り込んでおいて常に持ち歩くという用途にはピッタリで、久々に環境構築も楽しんで行っている(笑)。
2010年06月21日
SONY VAIO Pシリーズ その1
新たな仕事道具。
初代のType Pが出た時も興味を持って店頭で試したものの、Windows VISTAで動作がガマンならないほど遅く、バッテリの保ちは悪く、画面は細か過ぎて、食指は動かなかった。
しかし持ち歩きテキスト入力マシンは欲しくて、NetWalker(PC-Z1J)、工人舎PMシリーズ、オンキョーBXシリーズ、ポメラ(DM20)と試してきたのだが、どれも「帯に短したすきに長し」だった。
【2010/06/28追記】
そういえばSharpの電子辞書「Brain」なんてのも使ってみていたのだった(苦笑)。
【追記ここまで】
NetWalkerはubuntsu環境というところが問題だ。試行錯誤すればたいていのことはおおよそのレベルでできるが、「試行錯誤しなくてはならない」「おおよそのレベルでしかできない(Windowsで馴染んだ操作環境とは細かいレベルで差違があり、どうしても馴染めない部分が残る)」というのは、残念であった。
PMおよびBXは、残念ながらキーボードが小さすぎる。僕はそうとう小さなキーボードでもタッチタイプできる方ではあるのだが、この2機種のキーボードの小ささはその限界を越えてしまっている。ちなみにこの2機種のキーボードはほぼ同じ。メーカーこそ違えどPMの後継機がBXと思えばいいのかな。。
ポメラはこれらの「PC」よりも、実はなかなかいい線を行っている。DM20はファイル名の変な命名規則やディレクトリ作成の制限も緩和され、そうとう使いやすくなっているし。ただ、なまじ使いやすいだけに、ATOKやエディタのキー操作のちょっとした癖が引っかかってしまうのであった。キーカスタマイズできたら、もしかしたら使い続けていたかもしれなかいのだが。また、文章作成が主といいつつ、メールやWEBブラウジングもできた方がいいなと感じてしまうのは、贅沢ではある(苦笑)。
結局のところ、やはりWindows環境で、そこそこキーボードがしっかりしていないとダメなのだ。それに気づくまでにどんだけ試してるねんという感じではあるが(苦笑)。
ではすでに使っているVAIO Xはというと、愛用はしているものの、惜しいことにこれでも少々大きいのだ。いや、十分薄くて小さいのだが、カフェや電車内などで開くにはまだ少々周りを憚る(はばかる)感がある。VAIO Xがノートだとするなら、手帳にあたるマシンも欲しい…。
と、そこに今回のPシリーズだ(Type Pという呼び名の方が好みだな)。Windows 7になってパフォーマンスは悪くなくなり、バッテリの持続時間は1.5倍になった。画面の細かさは、NetWalkerなどなどを使う間に対応ノウハウを得た(その意味では試行も無駄ではなかったと言えるか(笑))。
というわけで今回入手した次第。
使ってみると思う。IMEもエディタも辞書も仕事などの資料参照も、普段の作業環境とほとんど変わらない状態で文章作成ができるのは快適なことだ。加えてWebブラウズ、メールも十分。一方でカバンに放り込んでおいても、小さくかつ薄くて、邪魔にならない。(僕が今求めている)性能と可搬性のバランスがいいのだ。
画面の細かさには考えるところはあるが、なに、見やすい画面で作業した時にはVAIO Xを持ち出せばいいのだ。
以前は小さいマシンにはもっと物欲を燃やしていたものだった。ThinkPad 220、hp200LX、CASSIOPEIA FIVA…。しかし、いつの頃からかPCに興味をそそられなくなってしまっていた。が、いま実用的に十分な小型マシンを得て、当時の情熱を少し思い出した(笑)。
そういえば、黒い筐体を選んだこともあって、かのThinkPad 220の試作機(通称モノリス)と雰囲気が似ているかもしれない。VHSテープを彷彿とさせるし。
と物思いにふけりつつ、次回は簡単にレビューなぞ。
初代のType Pが出た時も興味を持って店頭で試したものの、Windows VISTAで動作がガマンならないほど遅く、バッテリの保ちは悪く、画面は細か過ぎて、食指は動かなかった。
しかし持ち歩きテキスト入力マシンは欲しくて、NetWalker(PC-Z1J)、工人舎PMシリーズ、オンキョーBXシリーズ、ポメラ(DM20)と試してきたのだが、どれも「帯に短したすきに長し」だった。
【2010/06/28追記】
そういえばSharpの電子辞書「Brain」なんてのも使ってみていたのだった(苦笑)。
【追記ここまで】
NetWalkerはubuntsu環境というところが問題だ。試行錯誤すればたいていのことはおおよそのレベルでできるが、「試行錯誤しなくてはならない」「おおよそのレベルでしかできない(Windowsで馴染んだ操作環境とは細かいレベルで差違があり、どうしても馴染めない部分が残る)」というのは、残念であった。
PMおよびBXは、残念ながらキーボードが小さすぎる。僕はそうとう小さなキーボードでもタッチタイプできる方ではあるのだが、この2機種のキーボードの小ささはその限界を越えてしまっている。ちなみにこの2機種のキーボードはほぼ同じ。メーカーこそ違えどPMの後継機がBXと思えばいいのかな。。
ポメラはこれらの「PC」よりも、実はなかなかいい線を行っている。DM20はファイル名の変な命名規則やディレクトリ作成の制限も緩和され、そうとう使いやすくなっているし。ただ、なまじ使いやすいだけに、ATOKやエディタのキー操作のちょっとした癖が引っかかってしまうのであった。キーカスタマイズできたら、もしかしたら使い続けていたかもしれなかいのだが。また、文章作成が主といいつつ、メールやWEBブラウジングもできた方がいいなと感じてしまうのは、贅沢ではある(苦笑)。
結局のところ、やはりWindows環境で、そこそこキーボードがしっかりしていないとダメなのだ。それに気づくまでにどんだけ試してるねんという感じではあるが(苦笑)。
ではすでに使っているVAIO Xはというと、愛用はしているものの、惜しいことにこれでも少々大きいのだ。いや、十分薄くて小さいのだが、カフェや電車内などで開くにはまだ少々周りを憚る(はばかる)感がある。VAIO Xがノートだとするなら、手帳にあたるマシンも欲しい…。
と、そこに今回のPシリーズだ(Type Pという呼び名の方が好みだな)。Windows 7になってパフォーマンスは悪くなくなり、バッテリの持続時間は1.5倍になった。画面の細かさは、NetWalkerなどなどを使う間に対応ノウハウを得た(その意味では試行も無駄ではなかったと言えるか(笑))。
というわけで今回入手した次第。
使ってみると思う。IMEもエディタも辞書も仕事などの資料参照も、普段の作業環境とほとんど変わらない状態で文章作成ができるのは快適なことだ。加えてWebブラウズ、メールも十分。一方でカバンに放り込んでおいても、小さくかつ薄くて、邪魔にならない。(僕が今求めている)性能と可搬性のバランスがいいのだ。
画面の細かさには考えるところはあるが、なに、見やすい画面で作業した時にはVAIO Xを持ち出せばいいのだ。
以前は小さいマシンにはもっと物欲を燃やしていたものだった。ThinkPad 220、hp200LX、CASSIOPEIA FIVA…。しかし、いつの頃からかPCに興味をそそられなくなってしまっていた。が、いま実用的に十分な小型マシンを得て、当時の情熱を少し思い出した(笑)。
そういえば、黒い筐体を選んだこともあって、かのThinkPad 220の試作機(通称モノリス)と雰囲気が似ているかもしれない。VHSテープを彷彿とさせるし。
と物思いにふけりつつ、次回は簡単にレビューなぞ。