Camera

2014年11月24日

再開:現在の使用カメラについて

気がついたら2年半も放置していたこのブログ。
環境の変化があってブログどころではなかったのだけど、気が向いたので再開。

カメラはずいぶんと変遷した。
一眼レフはPentaxのK-5 IIsを持っているものの、使用頻度は「稀(まれ)」と言うべき状況。最近とあるイベントの撮影のために持ち出したが、残っていた画像を見たら前回使ったのが昨年の同じイベントのためだった。いやはや。
現在の主要マウントはマイクロフォーサーズ。Olympusの機種も持ってはいるものの、Panasonicのものばかり使っている。
もともとはなんとなく家電メーカーのカメラという偏見があったが、カメラ本体もレンズもコンセプトが良い。このブログでGX1を購入したことを書いたが、それ以来すっかりはまってしまった。
ということで、ぼちぼちとそのあたりのことを書いていこうと思う。

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Panasonic LUMIX GM5, Panasonic G VARIO 12-32 F3.5-5.6

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2012年02月09日

Panasonic LUMIX GX1

前回ごちゃごちゃ書いたが、結局入手してしまいました。Panasonic LUMIX GX1(パワーズームレンズのキット)。
 E-P3よりも小さく軽いことと、それまでのパナの機種に比べてEVFの高精細化や電子水準器内蔵など仕事用としての使い勝手が増したことなどが決め手になった(OM-D E-M5は発表前で、噂は飛び交っていたものの、諸々の都合上待てなかった。ちょっと高いしね)。

 筐体はやはり小さく軽くていい。パワーズームレンズの小ささ(収納時の短さ)も秀逸。カバンに入れたときの収まりがよい。

 設計時に調整を繰り返したというグリップ。にもかかわらず酷評の声も聞くが、僕には問題なく、十分ホールドしやすいと感じる。たぶん、べったりと右手でホールドするのではなく、手のひらは浮かせて指で巻き込むような持ち方を想定されたデザインなのではないか。機械に合わせた使い方をするのも大切だろう。

 デザインは、本体については悪くはない。ネオクラシックデザインというコンセプトはまあまあ表現できていると思う。質感が今ひとつという評価もネットで見るが、これくらいなら十分というか、僕は不満を感じない。
 が、レンズのデザインはだめだ…。
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 見てください、このダサさ。形状の太さはパワーズームの関係上仕方ない面もあるだろう。しかし、とにかく文字が多すぎるのだ。特にキャップをした時の前面。隙間を許さず文字を配置したいようだが、ダサいもいいところだ。それなら形状やモールドでなんとかするべきで、デザイナーのセンスを疑うというか、センスがないなぁと思う。赤いヒトデのような「X」もなあ…。昔の特撮ヒーローものの敵役のマークみたいだ。
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 なのでネットで見かけたように僕もステップアップリング(37mm→49mm)で前面の文字を隠し、レンズキャップをサードパーティのものに変えた。見た目だけでなく、少しとはいえかさ上げされたこととレンズキャップの径も大きくなったことで、キャップをはめるときなどにレンズ表面を触ってしまう危険も少々減ったと思う。


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2012年01月20日

けっきょくレンズ交換式のカメラへの物欲

承前
 センサーサイズがそこそこ大きく、なおかつ携帯性に優れるカメラが欲しい。となると候補は一眼レフ以外のレンズ交換式のシステムカメラ、いわゆるミラーレス一眼機になる(余談ながらミラーレス一眼という呼び方は好きじゃない。もっと実態に合った呼び方はできないものか)。具体的には、SONYのNEXOLYMPUSPanasonicのマイクロフォーサーズ機、NikonのNikon 1、海外で発表された富士フイルムX-Pro 1あたり。

 なお、高級コンパクト機だと、大半はセンサーサイズがまだ小さいし、X100などAPS-Cのセンサーを利用している機種は単焦点レンズだったりして仕事には使いづらいため、今回の検討対象外になる(唯一CanonのPowerShot G1Xは条件的には悪くないけど、デザインが無骨すぎて×)。

 しかし。
 SONYのNEXは、本体は小さいがレンズがかなり大きくて、けっきょく携帯性に優れるとは言い難い。APS-Cだとどうしてもレンズが大きくなってしまうようだ(便利ズームの場合ね)。それでもファインダー付きのNEX-7はモノとしてかなり魅力的だけど、高いしね…。
 Nikon 1はセンサーのサイズが微妙すぎる。その割には本体がけっこう大きく重い。それにデザインが好みに合うかも重要だけど、Nikon 1は本体・レンズともにまったく好みではない。将来はともかく、今の時点ではちっとも食指が動かないシステムだ。店頭で試した限りではAFの速さはなかなかで、使ってみれば快適に撮影できそうとは思うのだけどね。
 富士フイルムのX-Pro 1はかなり魅力的だ。というか、欲しい。かなり欲しい。しかしレンズ込みだとけっこう大きく重く、価格はかなり高く、最初は単焦点レンズしかないし、そういった点で購入候補にはなりえない。繰り返すが趣味的には欲しい。かなり欲しい。でもいま必要なのは実用性の高いカメラなのだ。

 するとマイクロフォーサーズ機が浮上するわけだ。このカテゴリでは一番歴史が長く(といってもたった3年程度だが)、2社が出していることもあって本体もレンズも選択肢がそれなりに多い。いまさら気づいたが、マイクロフォーサーズ機、侮れないな。
 機能の高さも考慮するとOLYMPUS E-P3Panasonic LUMIX GX1が魅力的だ。
 続く。

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2011年12月26日

画質と携帯性の両立したカメラが欲しい

ボールペン再考の続きも書いていないが、いったん別の話。

 最近、画質と携帯性の両立したカメラが欲しいと思っている。
 いまの僕の「メインの」カメラはPENTAX K-5だ。仕事の資料写真や、旅先の風景撮影や、趣味のとあるスポーツを撮る場合など、「ここぞ」というときはK-5を使いたい。心情的にはたしかにK-5がメイン機である。
 でも。撮る機会が多いのはコンパクト機だ。なにせ手近にあることが多いから。しかし「ああ、やっぱりK-5で撮っておきたかったな」と忸怩たる思いを抱えながら撮ることが多い。それはどうしたって画質がK-5に劣るからだ。

 ざっくり言ってしまえば、センサーのサイズと画質は強い関連がある。少なくとも「解像度」と「高感度の耐性」はセンサーサイズにかなり依存する(正確には画素のピッチだけど)。1/2.3インチとか1/1.7インチとかのコンパクト機より、4/3インチやAPS-Cのレンズ交換式のカメラで撮った絵の方がいいに決まっているし、さらに言えば35mmフルサイズで撮った絵はそれ以上だ。コンパクト機で「一眼レフ並の画質」とか、APS-C機で「フルサイズに遜色ない」なんて売り文句や評価は、はっきりいって欺瞞だ。
 以前からそう思ってはいたが、この記事を見てその思いが深まった。

 また、被写界深度が違うから「絵の立体感」も異なってくる。もっともこれに関してはコンパクト機が劣るとは言い難い。被写界深度が深いことが却って便利な場合も多々あるからだ。ただ「異なる」こと自体が撮る姿勢に大きく影響することも確かで、なるべく差を小さくしたいという欲求になる。

 できればK-5をいつも持ち歩いて、常にこれで撮りたい。でも、いかにデジタル一眼レフ中級機としては小型軽量のK-5でも、さすがに通勤カバンに突っ込みっぱなしというわけにはいかない。ということで、前置きが長くなったが、要は「携帯性の高い、センサーサイズがそこそこ大きいカメラが欲しい」ということだ。今現在そんな物欲に囚われている(苦笑)。

 具体的な候補については、次回。


 写真はある日の空。Canon PoserShot S95で。コンパクト機でもブログ用途なら十分すぎるんだよね。それはよくわかっている。コンパクト機のメリットは別にあるので、仮に新しいカメラを買っても、コンパクト機も同時に持ち運びたくなるであろうということは、容易に予想できる(苦笑)。

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2011年07月12日

【GXR】マウントユニットと今後のユニット

RICOHのGR BLOGにマウントユニットの記事が掲載されている。

グリップと反対側が膨らんだ形になっているのが、ちょっと面白い。
こうやって実際に使えることがはっきり書かれるようになったのは、ほぼ開発が終わって商品化レベルに来たということだろう。
Mマウントのレンズはまったく持っていないし、マニュアルフォーカスを楽しむタイプでもないので(^^;、このマウントユニットを購入するつもりはない。ただ、GXRというシステムが充実することは楽しみだ。

購入したいユニットという意味では、こちらの記事にあった
2011年にはAPS-Cセンサーを搭載したワイドズームレンズを搭載したカメラユニットをリリースするという。ズームレンジなどは不明だが、「GXシリーズのようなイメージになる」(福井氏)という。
このAPS-Cズームユニットの方をより期待しているのだが。これが出ると僕の中でGXRが、お遊びカメラから標準使用カメラに一気に格上げされそうだ。

しかし懸念は、先日のエントリで書いたとおり、PENTAXの買収でカメラ事業が再編され、GXRが整理されてしまうのではないかということ。
GR BLOGの記事は、その危機に対してカメラ事業部としてGXRをアピールしておくという意味もあるのではないかと勘ぐってしまう(^^;

何にせよ、がんばってユニットを出し続けて欲しいなあ。


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2011年07月01日

リコー ペンタックスを買収

ちょっと驚いた。でも僕はRICOHとPENTAXのカメラの愛用者だし、その意味で嬉しい驚きと言っていいかな。
 ネットではHOYAよりはいいという声も多いようだ。まあ、たしかに(笑)。

 RICOHとPENTAXのカメラは実直だと思う。その上で、一眼レフ~中判が強いPENTAXと、コンパクトにこだわりがあるRICOHとが組み合うことで、強みを補えるのは大きい。それに、かつてRICOHはKマウントの一眼レフを作っていたこともあるし、親和性もけっこう高いのではないか。企業文化とか精神性は重要だし。

 まずは評価できる買収劇だが、当然のことながら、それが良い製品に結びつくことが必要。がんばってカメラメーカーとして存在感を増していって欲しいな。


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2011年04月29日

X100のOVFの傾き問題解決

 修理から上がってきたX100を、本日販売店から引き取った。
 さっそく試写したが、OVFのフレームの傾きはたしかに直っている。もっとも、厳密に見ると微妙に傾いている気がしないでもないが、これはさすがに誤差の範囲だろう。フレーミングガイドが当てになるのは、やはりかなり快適だ。まあ、本来の機能になっただけではあるが(笑)。
 販売店経由で出して8日間で返ってくるのは十分迅速といえるだろう。ちなみにファームウェアも1.01になっていた。


 で、前のエントリで紹介したMAPCAMERA オリジナルMボタンを着けてみた。

これが、

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こんな感じ。

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 質感がそっくりなのでまったく違和感がない。指の接する面積が増えるため、シャッターが軽くなったような感じすらある。これは手頃で有益なカスタマイズだ。

 傾きの解決にせよボタンの改善にせよ、使用感をちょっとずつ改善すると、持ち歩きがいっそう楽しくなる。

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2011年04月25日

しつこくX100の話題。質感とかデザインとか。

MAPCAMERA オリジナルMボタン
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 富士フイルムX100のシャッターボタンは、少々小さく、奥まってもおり、やや押しづらいと感じていた。そこに価格.comの掲示板で上記商品の情報を得たので、さっそく手に入れてみた。ケーブルレリーズは使わないので、着けっぱなしで問題ないだろう。

 ただし、いま手元に肝心のX100は無い。OVFの傾き問題への対応が始まったということで、修理に出しているのだ。直って帰ってくるのが楽しみである。ボタンの装着感などはその後に。


 ボタンはMAPCAMERA店頭で購入したが、その際ずらっと並んだLEICAを眺めて「うわ~、X100みたいなのがいっぱい」と思ってしまった(笑)。もちろん感覚が逆なのは自覚しているが、デジタル一眼レフからカメラ趣味に入ったような人間の感覚ってのは、こんなものではないかな。

 逆に考えると、LEICAに馴染みがあるカメラファンの中には、あまりの模倣性にX100のデザインを許せない人もいるだろう。X100開発者のインタビューでは「必然性からデザインした」とのことだが、レンズやファインダーの位置関係など構造由来の部分はともかく、細部やテクスチャまで似せる必要はないはずだ。その意味で、もうちょっとオリジナリティを追求しても良かったのではないかとは、僕も感じる。
 また、展示品のLEICA M3を手に取ってみたのだが、はじめて(なのです)持つM3は想像よりずっと重量感があるものだった。X100に高級感を感じないという声もちらほらあるが、それも納得。重量感は高級感につながる部分があるからな。


 まあ、個人的にはX100は十分以上の質感があると思っているし、今くらいの重量がほどよいとも思っている。ただ、デザインとはどうあるべきかということについて、いろいろと考えさせられもする。つくづく面白いカメラだなあ(笑)。



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2011年03月16日

FujiFilm X100の操作性など

世の中は大変なことになっているが、ブログを自粛したところで何も変わらないので、好き勝手なことを書いて気晴らしをしておくことにする。

ということで、X100についての続き。
X100の操作系は、残念ながらかなり使い勝手が悪いと思う。僕にとってはファインダーの傾きよりもがっかりしている部分だ。

たとえば、以前にも書いたがコマンドダイヤル。真ん中のボタンが小さくてOKを押しづらかったり、ダイヤルは小さくクリック感もないため意図以上にくるくる回ってしまったり。相当にストレスだ。まったく問題ないという人もいるようだが、ダメという声も多い。開発時にちゃんと複数人で確認してないのではないかと思ってしまう。

メニュー。求める機能の場所が直感的にはわかりづらい。またメニュー項目名から機能を類推しづらい。たとえば「カスタム撮影画面」で、撮影画面の表示情報を変更できるとはわかりにくい。ほんのちょっと表現を変えて「撮影画面カスタマイズ」ならもっとわかりやすいのではないか?表示文字数にはまだ余裕があるのに。単語の使い方が全体に何か変だと思う。
また、使いそうな機能が階層奥深くに隠れていて、呼び出しが大変だ。NDフィルタのON/OFFなんて相当面倒だ。
メニューは複雑なのに、カスタマイズはあまりできない。これもヘビーユーザーが使うことを考えると、納得いかない部分だ。ISO感度変更のステップとか、ポストビューの表示先を背面LCDにとか、いろいろと変えたい部分があるのだが。
機能豊富なPENATXや使い勝手に定評のあるRICOHの機種ばかり使っているせいかもしれないが、富士フイルムのカメラがこんなに使いにくいとは思わなかった。カメラメーカーとしては老舗なんだけどな。設定変更の必要が少ないコンパクト機ばかりで、高機能機の経験が少ないからだろうか。S? Proシリーズなんてのもあったのだが、そういえばそれも使い勝手の評価は低かったっけ…。

もうひとつ僕個人として相当不満なのが、保存ファイル名とフォルダ名の関係。僕はPCに取り込んだ写真ファイルも、バックアップの意味を込めてしばらくメディアに残しておくのだが、どこまで取り込み済みかを判断するのにフォルダ分けを利用している。そのためできれば撮影日別にフォルダを自動で分けて保存という機能が欲しかったが、まあ、これは他メーカーのも無い機種も多いから仕方ない。ちなみに僕が使っている中ではPENTAXのデジタル一眼レフと、Canon PowerShot S95にはある。
日付別に分けられない機種では次善の手段として手動でフォルダを分けている。たとえば100_FUJIというフォルダの画像を取り込んだら、101_FUJIという空のフォルダをメディアに作ってカメラに戻せば、たいていの機種は101_FUJIに続きを保存してくれるようになる。
X100もそうはなるのだが…、なぜか画像ファイル名がフォルダ名に反応して番号が飛んでしまうのだ。つまり、たとえば
・100_FUJIでDSCF0123.JPGまで撮影し、それをPCに取り込む
・メディアに101_FUJIというフォルダを作ってカメラに戻し、続きを撮影する
・すると、101_FUJIにデータは保存されるものの、ファイル名はDSCF0124.JPGではなくDSCF1001.JPGとなってしまう!
どうもフォルダの数値とファイル名の番号をリンクさせているようだ。この仕様は訳わからん。ファイル名はそれなりに撮影枚数の目安になるので、無意味に飛んでは欲しくない。しかし今のままでは取り込んだファイルとまだのファイルを名前だけで判断しがたい。この仕様に意味があればともかく、他のメーカーのカメラでそういうのには出会ったことはないし、合理的な理由は思いつかない。なんだかなあ。

またあちこちで指摘されているが、ISO感度変更操作の煩雑さ。初期状態ではFnボタンを押して変えられるのだが、コマンドレバーやダイヤルが使いにくいので、簡単に切り替えられず、途中でコマンドが途切れてしまうのだ。僕はわざわざ一度背面LCDを表示させ、そこでFnボタンを押して一覧からISO感度を変更し、背面LCDを非表示に戻している(苦笑)。

他にもMF時にフォーカスリングのギア比(というべきか)のせいで、フォーカス移動にそうとうリングを回さないとならないのもどうかと思う。マクロ時を考慮しているとしても、電子式なのだから、マクロモードでなければギア比が変わるとか、AFL/AELボタンを押しながら回せば移動量が大きくなるとか(これはRICOH GXRにある機能)、工夫はできるはず。

なんかこうX100は、物理的な質感はとても良い、画質も良い、でもデジタル部の仕様や作り込みが今一歩どころか三歩くらい足りないと、そういう印象だ。でも、質感と画質が良いから、文句は言いつつも後悔はしていないという、不思議なカメラでもある(笑)。

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地震数日後の首都圏。横浜駅の地下街が営業を休んでいたりして、さすがに神妙な気持ちになる。

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ヨドバシカメラはやっているが、いろいろ売り切れ。

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開店前の店に並ぶ人たち。被災地ならともかく、温々とした首都圏でこういうの、気持ちはわからんでもないが、正直「バカじゃねえの?」と思ってしまう。今更買い貯めても仕方ないし、こういう混乱が余計に社会的心情を悪化させるのに。
まあ、この程度の混乱で済んでいるのを良しとすべきかもしれないけどね。


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2011年03月10日

FujiFilm X100、OVFでのブライトフレームの傾き その2

前の記事を書いてからふと思いついた。傾きが気になるなら、OVFの時はフレーミングガイド(分割線)を非表示にすればいいじゃないか。なまじ分割線なんかあるから気になるのであって、水平を取る時は電子水準器に、そうでない時は外枠だけでざくっと切り取ろうと、割り切ればいい。
ちなみにフレーミングガイドなど情報表示の取捨は、設定の「カスタム撮影画面」でできる。
急いでいる時などは、やはりブライトフレームを当てにしたい。じっくり撮っている時も、フレームから受ける感覚と電子水準器とが違うのは、けっこう気持ち悪い。
とは書いたが、後者のフレームと水準器の感覚のズレについては、フレーミングガイド非表示で電子水準器だけに感覚が集中することでずいぶんマシになる。前者はいかんともし難いが、これはEVFに切り替えることで対応できる。というかそれがX100の新機構の売りなんだよね。

少し試したところでは、傾きのストレスがかなり低減した。我ながらなかなかナイスな発想の転換だ(自画自賛)。

もちろん傾いていない方が良いに決まっているのでいつか調整には出すつもりだが、問題の収束を見て、メーカーにも対応のノウハウが出来てからの方が確実で良いだろう。それまであまり考え込まずに使える目処がついたのは嬉しいことだ。


でも(自分もこんなブログを書いておいて何だが)以前だったらこれくらいの傾きはそう大きな騒がれ方はしなかったろうなと思う。デジカメ時代になって、フィルムではあり得ないような拡大率での鑑賞や、背面LCDの表示(事前表示)と撮れる画像が一致することなどが当たり前になって、ユーザーの要求も格段に上がったわけだから、対応しなくてはならないメーカーはつくづく大変だな。

本来は、光軸がレンズと一致しないタイプのファインダーを使う場合には、あまり厳密なフレーミングを志向するべきではないのだろう。X100にしても特にOVF時は、そもそも視野率は約90%と低いけど、それよりはクリアな「見え」を味わいつつ、「そのあたり」とザクッとフレーミングしてサクッと撮ることを楽しむべきなのだと思う。
また、OVFとEVFの切り替えというかつてない機構を盛り込んだのだから、製品発売初期はいろいろとあるのが現実だ。X100に限らず、どこのメーカーの新製品でもよく騒がれてるよね。
もちろん性能は緻密に発揮されるに越したことはないし、その要求はした方がいいが、一方であまりカリカリせず気長に鷹揚に付き合うのがいいと思う。経験的に、たいていは2ヶ月ほどで収束するものだし。

誤解されているかもしれないけど、僕はいろいろ文句つけてはいるが、X100を手に入れたことは全然後悔していないどころか、相変わらず楽しい気持ちなのだ(笑)。突っ込みどころはあれど、それくらいでは褪せない魅力を持った機種だと思う。

余談ながら、今回の件でも、ネットでは大騒ぎしている人(やそれを煽っている人)がいるけど、どうなんだろ。どの製品でもなにか初期的なトラブルがあった時には(一部で)よく騒ぎになる。僕が持っている製品ではK20、K-7、K-5などでかならずなにかあった。しかし、気になるのはわかるが、それで製品を全否定するのは違うと思うんだけどね。まして全ユーザーを代表してメーカーとその製品を否定するみたいな態度でいられると、その姿勢の方が不快かつ滑稽だな。

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写真追加。ISO3200で。高感度画質のノイズの少なさは良い。AEはずいぶん明るめに出る。これも実際は相当暗いです。それにAFはなかなか正しく合わないけど、さすがに仕方ないだろうな。



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