Lens

2008年07月19日

PENTAX DA 17-70mmF4の評価記事

 K20D使いとして気になるDA 17-70mmの参考記事が出始めた。
ペンタックス「DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM」(デジカメWatch:交換レンズ実写ギャラリー )
とか、今月の「カメラマン」誌の「”どっちのレンズショー”スペシャル」中でもベータ版ながら17-70mmがテストされている。
 しかし、見る人によって評価がけっこう分かれているのがなかなかに微笑ましい。価格.comのクチコミでは、K20Dの板でのスレッドと17-70mmでのスレッドではかなり論調が異なるし、「抜けがいい」「抜けが悪い」とまったく正反対の意見すら見られる。「カメラマン」誌の記事でも総評と評価者個人の意見とが相当食い違っている。
 これはきっと、もう現代のレンズでそうそう大きな差など無いということなんだろうな。基本的な性能はどのレンズも十分な水準にあるから、あとは見る人の好みや気分や立場(笑)が表れてくるのだろう。
 僕の感想としては、サンプルを見る限りでは十分よく写っていると思う。それに「カメラマン」誌の記事から判断するに、ワイド端の歪曲収差が比較的小さそうなのはうれしい。これは持っておいて良いレンズだと思う。けど、その場合DA★16-50mmはどうしようかな…。

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 この写真はRICOH GX200(笑)で。水準器装備がとてもうれしい。この写真は橋の欄干にカメラを押しつけて撮ったが、けっこう夜景が好きなので、この後持ち歩き用ミニ三脚として「ゴリラポッド」を買ってみた。使い勝手はまた後日。


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2008年04月21日

DA★16-50mm F2.8、再々退院

 調整後の中玉の傷の件で再々入院させていたDA★16-50mmが返ってきた。今回出す際には、販売店の窓口で店員さんに一緒に確認してもらい、指示書に図まで描いてもらったので、さすがにちゃんと手が入って直って返ってきた。けっきょく中玉を交換とのこと。やはりホコリとか汚れとかではなかったか。しかし前回までだってちゃんと確認すれば見えないことはなかったろうに。
 僕は相当メーカーや販売側に理解あるユーザーのつもりだが、この件に関しては相当恨みがましい気持ちが残ってしまっている(苦笑)。これまでは、引き取る際にも修理したという事実を信用してただ受け取るだけだったのだが、今回は前後のキャップを外して透かして確認してしまった。傷が取れたかどうかだけではなく、新たな異物混入だってあり得るぞと疑心暗鬼だったもので。さすがにというべきか、今回は異常は無かった。やれやれ。
 店の外でK20Dに装着して、簡単に試写。液晶モニタで確認できる範囲ではピントにも問題はないように見える。が、まだわからないぞ(という気持ちになること自体がストレスだね)。
 しかしまあ、2月の半ばからずっと、ずいぶん引きずってしまったものだ。その間に何回か、このレンズを使いたい機会もあったのだけどな。
 …せっかくレンズが返ってきたというのに、うれしい気持ちではなく愚痴のエントリになってしまった(苦笑)。次回から切り替えていきたい。

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 この写真はRICOH GR DIGITAL IIで。グランベリーモール。こういう風景は実際よりも「作られたような色合い」になりがちだけど、銀塩で撮ってもそうなのかな?


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2008年03月25日

DA 35mm F2.8 Macroファーストインプレッション

「マクロレンズなので中?遠景は眠い」という評価を2ちゃんねるで見たが、僕は今のところ「眠い」とは感じていない。撮影枚数がまだ少ないこともあるが、等倍で見て「ん?、たしかにもっとカリッとしててもいいかな?でも他のレンズもこんなものじゃないかな?」くらいに感じる程度だ。まあ、たしかに遠景よりは近景の方が得意そうではあるが、距離を問わず、撮れた絵の全体の雰囲気や色乗りは好ましく感じている。実際のところは他のレンズ(特にFA35mm)と比較撮影して評価したいが、質感もいいしQSFSの操作性もいいし、当然ながら寄れるし、今のところ満足だ。でもパープルフリンジとか色の滲みはあるかな。このあたりはカメラ本体のせいだか切り分けが難しい。

 ところで、このレンズにはピンズレなどの不具合が無くてホッとしている。どうも最近修理で余計な手間がかかっていて、PENTAXの修理体制を信用し切れていないもので(苦笑)。ネット上でも同じようなトラブルは聞くが、困ったものだ。HOYAとの合併を巡る騒動で人がたくさん辞めたとも聞く。真偽の程はわからないが、いずれにせよ、がんばって体制を立て直して欲しいものだ。

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 珍しく本文と対応して、K10D、DA 35mm F2.8 Macroでの写真。参考にはならないけど。


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2008年03月24日

DA★16-50mm、再入院

 前回書いたとおりの事情で、DA★16-50mmは再入院させた。調整後の実力チェックはおあずけ。とほほ。
 それはそれとしてDA 35mm F2.8 Macro。標準マクロということで着けっぱなしレンズ候補として期待が高い。が、今日撮ってみた感じでは、どうも「狭く」感じられて困った。つまりレンズが悪いわけではなく、僕の興味の対象が「広い空間」だというだけの話だが。ただ、これも慣れてくると感覚が変わると思われるし、種々のレンズを使いこなせた方が楽しいので、しばらくトレーニングのつもりでこれだけ着けておいて撮ってみようと思う。画角強制ギプス(笑)。

 写真はロンドン。テムズ川ほとりにそびえ立つ大観覧車、ロンドン・アイ。K10D、Tamron 18-200mmで。
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 当然乗ってみたわけです。ちなみに16ポンド、その時のレートで3500円くらい。ロンドンの物価の高さには泣いた。また観光の入場料の類はそもそも高い設定だし。
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 天気に恵まれた。1周約30分、その間に曇りから晴れへ。


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2008年03月21日

こういう場合、どうしたらいいか悩む。

 退院したK10DとDA★16-50mm、これからは実力を発揮させてやるぞ!と思いつついじくりまわしていたら…、DA★16-50mmの内部のレンズに傷(あるいはホコリ?)を発見 orz。以前にはこんなもの無かったはずなので、調整の際に着いたか混入したものだろう。
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 うーむ、こういう場合、どうしたらいいのだろう。おそらく画質にあきらかにわかるような影響はないと思う。理性ではそう判断している。ただ、率直に言って気分良いものではない。気になる。
 細かいことにケチをつけるような神経質なユーザーでありたくない気持ちも強い。しかし、このような「ひっかかり」って実はけっこうなストレスなのだ。実際に撮れる画像への影響の有無ではなく、気持ちよく撮影することを阻害する要因としてはなかなかガマンしがたい。かなり気持ちよくないが、クレームをつけて修理に出すことにしよう…。はあ。
 K10Dの前ピンもそうだが、修理精度が高ければこんな余計なストレスを抱えなくて済むのに。

 と言いつつ、今の僕のK10Dにはこんなレンズが着いていたりして。なんだかんだ言って、PENTAXにとって僕はいいユーザーなんじゃないかな?
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2008年02月27日

DA★16-50mm、未だ返らず。

 DA★16-50mm F2.8が入院から返ってこない。2週間程度と言われたので油断していたのだが、3/1までに上げてくれと依頼しなかったのは失敗だったかもしれない。できればこのレンズで出張中に撮りまくりたかったのだが。一方で急かして適当な調整をされたくはないという気持ちもある。いずれにせよ、きっちりと直って返ってきて欲しい。

 しかし今気になっていることがある。
 最近レンズ評価サイトPhotozoneを知った。ここのレンズ評価はかなりしっかりしているように思う。当然気になるDA★16-50mm F2.8を見てみたいところだが、なぜかまだ掲載されていない。そこで同じ光学系とされているTokinaの16-50mm F2.8を見てみる。すると、競合するSigmaの18-50mm F2.8 MacroTamronの17-50mm F2.8より、どうも結果が芳しくないのだ(Nikonマウント用のテスト結果で比較)。MTFで見ると、特に絞り開放時や画面周辺部の解像度が劣っている。これは残念だなあ…。
 個体差もあるし、解像度の結果だけで絵の評価はできないが、やはりこういう結果を見てしまうと心が揺らぐ。Tamronの17-50mm F2.8、3/2に発売か…。出張前に出ていたらあぶなかった(笑)。

 こんな余計な考えが吹き飛ぶように、しっかり調整されていい絵を出すようになって返ってきて欲しいものだ。ホントに。

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 RICOH GR DIGITAL II。


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2008年02月04日

サードパーティからのPENTAX用レンズ

【PMA08】タムロンとトキナーがデジタル専用超広角ズームを出品
【PMA08】「DP1」と「200-500mm F2.8」の動作モデルを出品したシグマブース

(以上、デジカメWatch)

 PMAのタイミングで各社からレンズの発表も多くあったが、昨年度に比べるとPENTAX用が増えているようでうれしい。ざっと挙げてみるだけでも下記のようなレンズがある。選択肢が増えるのはいいことだ。超音波モーター内蔵のものもあるし。

タムロン:
SP AF 10-24mm F3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF]
SP AF 70-200mm F2.8 Di [IF] Macro
SP AF 17-50mm F2.8 XR Di
シグマ:
APO 50-150mm F2.8 II EX DC HSM
APO 70-200mm F2.8 II EX DG Macro HSM

 純正のものも含め、望遠側が充実してきたのはけっこうなことだと思う。

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 大雪の日。PENTAX K10D、DA 21mm F3.2 AL。
 こういう日はK10Dの防塵防滴が心強い。K20D発表に刺激されて改めてK10Dの機能をいじくりまわしているが(笑)、やはりいいカメラだと実感。買い換えなくても良さそうだな。
 DA21mmは初夏に調整して以来、描写にも不満なく便利に使えている。


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2008年01月30日

PENTAXのレンズ、3本参考出品とロードマップ更新

ペンタックス、PMA08とPIE2008に3本のDAレンズを参考出品(デジカメWatch)
 昨年の「年内に10本のレンズを出す」との宣言は守れていないが、それでもペンタックスはがんばっているのを感じる。K20Dがやや微妙な雰囲気であるものの、レンズ方面で存在感を示したと言えるかな。
 さすがに今後のレンズは概ねSDM付きになるようだな。個々に見ると、僕は60-250mmには関心はないし、55mmはモノとして興味はあるが、僕の撮影領域の好みからすると買っても使わなそう。でも17-70mmは便利レンズとしてけっこう購入検討対象だ。ただ、たとえばシグマの17-70mmに対してどれだけアドバンテージがあるだろうか。あちらは寄れるからなあ。それに常用焦点域に限ればすでに所有しているDA★16-50mmと被るし。基本は手を出さない方向で行くべきなのだろう。(追記:純正の製品写真から判断すると最短距離は0.28m。残念ながらシグマにはかなわない。)

 また公式のレンズロードマップ(公式ページの「交換レンズ」中から)も更新されていて、新たに予定されている単焦点レンズとしてDA★30mmSDM、DA15mm Limitedが載っている。前者は以前のロードマップでは35mmSDMとして予告されていたやつかな。35mm Macro Limitedと被るのを回避したのだろうが、正しい判断だと思える。このレンズはかなり欲しい。けれどいつ出てくるかな?★付きだけに値段も気になるところだ。
 広角系は15mmかあ…。現在の14mmとかなり被るけどいいのかな?時々書いているように28mm相当が好きな僕はDA18mmLimitedなんてのが欲しいのだけど。この画角が好きならRICOH GRDIIでも買えってことかな(物欲による妄想(笑))。

【写真追加】本文中も少しだけ書き換えてある。

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 RICOH Caplio GX100で。変な建物だよな。


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2007年10月03日

純正の高倍率ズーム

ペンタックス、13.9倍ズームレンズ「DA 18-250mm F3.5-6.3 ED」
 ラインナップという意味では必要な位置付けのレンズなのだろう。もっとも純正といいつつ、まことしやかに言われているようにタムロン18-250のOEMなのかな。そう考えるのが自然ではある。だとすると写りも高倍率ズームとしては悪くないのだろう。最近はむしろ純正よりもサードパーティ製のレンズの方がいい絵を出したりするし、なによりすでに発売されていてそこそこの評価を得ているレンズのOEMというのは、悪い材料ではない。デジカメWatchのアンケートではまだまだ純正にこだわる人もいるようだが。
 もっとも、個人的にはロードマップにある17-70の方に興味がある。早く出てこないかな。シグマのOEMだったりすると、かえって写りもけっこう期待できるのかもしれない(笑)。
 しかし今年中に計10本のレンズを出すという話はどうなっているのかな。HOYAとの合併問題の影響で遅れていたりするのかもしれないが、やはりババンと出てきて欲しい。

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 晴れた日の飛行機中から。この日はなんと自分が住んでいる団地を確認できた。RICOH Caplio GX100。

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2007年08月20日

DA★16-50mmのライバル

 DA★16-50mm購入を検討する時のネックは、その価格だろう。最近はサードパーティのレンズも性能がよく、むしろ純正を凌駕すると評判のレンズも多い。16-50mmのライバルとして想定できるのは、シグマの18-50mm F2.8だろう。
 D70時代にこのレンズの前身を使っていたが、解像感の高さは大したものだった。色温度が若干低く出てしまって画面が黄色がかるのが気に入らずに手放してしまったが、設計が新しくなったことや、K10Dとの組み合わせだとまた違うかもしれない。今でもかなり興味があるレンズだ。実売価格はDA★の半額以下。
 スペック的にはタムロンの17-50mmの方がワイド端の画角が近い分、魅力的だ。このレンズの写りも評価が高いし、それになんと言っても実売価格は1/3!ただ、このレンズはペンタックス用が無い。DA★がここまで遅れていたのだから、もしペンタックス用があったら、きっとかなりのユーザーが流れたに違いない。今後も予定はないそうだが、なぜタムロンは出さないのだろう。
 写りに関しては、新しいレンズは好みの差はあれど、どれもよい写りをするから、僕は決定的な違いにならないと思っている。すると、ライバルを排してDA★を買うかどうかは、16mmスタートの焦点距離、純正の安心感、デザイン的な一体感、SDM対応をどれくらい重視するかにかかっている。これらのメリットが価格差を越えるかどうか。僕はDA★16-50mmに満足したが、一通り行き渡った後に果たしてどうだろう。正直な感想としては、純正ということを考えても10万は切ってもいいように思う。

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 長野県白馬村。姫川源流にて。PENTAX K10D、DA★16-50mm F2.8。RAWをSYLKYPIXで現像。


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