2011年04月25日
しつこくX100の話題。質感とかデザインとか。
MAPCAMERA オリジナルMボタン
富士フイルムX100のシャッターボタンは、少々小さく、奥まってもおり、やや押しづらいと感じていた。そこに価格.comの掲示板で上記商品の情報を得たので、さっそく手に入れてみた。ケーブルレリーズは使わないので、着けっぱなしで問題ないだろう。
ただし、いま手元に肝心のX100は無い。OVFの傾き問題への対応が始まったということで、修理に出しているのだ。直って帰ってくるのが楽しみである。ボタンの装着感などはその後に。
ボタンはMAPCAMERA店頭で購入したが、その際ずらっと並んだLEICAを眺めて「うわ~、X100みたいなのがいっぱい」と思ってしまった(笑)。もちろん感覚が逆なのは自覚しているが、デジタル一眼レフからカメラ趣味に入ったような人間の感覚ってのは、こんなものではないかな。
逆に考えると、LEICAに馴染みがあるカメラファンの中には、あまりの模倣性にX100のデザインを許せない人もいるだろう。X100開発者のインタビューでは「必然性からデザインした」とのことだが、レンズやファインダーの位置関係など構造由来の部分はともかく、細部やテクスチャまで似せる必要はないはずだ。その意味で、もうちょっとオリジナリティを追求しても良かったのではないかとは、僕も感じる。
また、展示品のLEICA M3を手に取ってみたのだが、はじめて(なのです)持つM3は想像よりずっと重量感があるものだった。X100に高級感を感じないという声もちらほらあるが、それも納得。重量感は高級感につながる部分があるからな。
まあ、個人的にはX100は十分以上の質感があると思っているし、今くらいの重量がほどよいとも思っている。ただ、デザインとはどうあるべきかということについて、いろいろと考えさせられもする。つくづく面白いカメラだなあ(笑)。