2010年09月09日
出張に備えてK-7のAF微調整
近々、欧州出張がある。一週間ほど、旧東ドイツのいくつかの都市を廻ってくる予定。
あくまで仕事だが、撮影が仕事の一環ということもあるので、趣味と実益を兼ねてたっぷり撮ってこようと思う。楽しみだ。
で、最近出番が少なかったペンタックス K-7の活躍の機会なので、これに備えてAF微調整を行っておくことにした。
確認は、三脚で固定して、AF調整値を-10~+10まで変えていきながら、建物を含む景色を絞り開放で2枚ずつ撮る、という方法を採った。一枚撮るごとに一度手をかざしてフォーカスを外してから、改めてAFを合わせ直している。確認は定規を斜めから撮るという手段もあるが、やはり一番の被写体である建物で確認した方がいいだろうと考えた。
その結果、僕所有の個体の組み合わせでは、DA★16-50mm F2.8は+2、DA 17-70mm F4は+4、DA 50-200mmは+3が良いようだ。時間切れとバッテリー切れで他のレンズはまた後日。
しかし。テストしていてAFというのはあまり当てにならないなあと感じた。同じAFの調整値でもピクセル等倍で見るとけっこうずれることがあるのだ。三脚で固定し(手ブレ補正機能はOFF)、2秒セルフタイマーでミラーショックも軽減しているから、ブレのせいとは考えにくい。AFの精度の問題なのだろうな。だから上で書いた数値も、「だいたい使えそう」という範囲の真ん中あたりという、ちょっといい加減な決め方だ。
精密に確認するには、どうやら調整値あたり2枚ずつじゃ足りないらしい。10枚ずつくらい撮ってジャスピン率を割り出して…くらいの検証作業はしなくてはならないのかも知れない。
しかしこれはあくまでピクセル等倍で見た場合であって、全体表示で見ると調整値が多少違っていてもさほど問題ではない。A4くらいまでのプリントなら差はわからないだろう。つまりピクセル等倍で見るという行為が、必要以上の精度を求めさせてしまうんだな。
ついでにいうと、オートホワイトバランスも微妙に色味が異なって出てくる。同じ景色をほとんど間を置かず撮っているにも関わらずだ。といってもこれまた全体で見たら大きな問題ではない。これも機械に過剰な性能を要求しているということなんだろうなあ。
できる限りのチューニングしたのだから、あとは撮影を楽しむのみ。そんな気楽な心持ちで行くべきだろうね(笑)。
写真はPENATX K-7、FA 31mm Limited。カラーモードを「リバーサルフィルム」で。ずいぶん前に撮ったもの。
「リバーサルフィルム」は、こういう人工物とかカラフルなものとか青空が映える景色とかにはいいと思うのだけど、傾向としてシアン被りが激しく、特に人物には使いづらいという印象。使う場面をちゃんと選ばなくてはならない。
あくまで仕事だが、撮影が仕事の一環ということもあるので、趣味と実益を兼ねてたっぷり撮ってこようと思う。楽しみだ。
で、最近出番が少なかったペンタックス K-7の活躍の機会なので、これに備えてAF微調整を行っておくことにした。
確認は、三脚で固定して、AF調整値を-10~+10まで変えていきながら、建物を含む景色を絞り開放で2枚ずつ撮る、という方法を採った。一枚撮るごとに一度手をかざしてフォーカスを外してから、改めてAFを合わせ直している。確認は定規を斜めから撮るという手段もあるが、やはり一番の被写体である建物で確認した方がいいだろうと考えた。
その結果、僕所有の個体の組み合わせでは、DA★16-50mm F2.8は+2、DA 17-70mm F4は+4、DA 50-200mmは+3が良いようだ。時間切れとバッテリー切れで他のレンズはまた後日。
しかし。テストしていてAFというのはあまり当てにならないなあと感じた。同じAFの調整値でもピクセル等倍で見るとけっこうずれることがあるのだ。三脚で固定し(手ブレ補正機能はOFF)、2秒セルフタイマーでミラーショックも軽減しているから、ブレのせいとは考えにくい。AFの精度の問題なのだろうな。だから上で書いた数値も、「だいたい使えそう」という範囲の真ん中あたりという、ちょっといい加減な決め方だ。
精密に確認するには、どうやら調整値あたり2枚ずつじゃ足りないらしい。10枚ずつくらい撮ってジャスピン率を割り出して…くらいの検証作業はしなくてはならないのかも知れない。
しかしこれはあくまでピクセル等倍で見た場合であって、全体表示で見ると調整値が多少違っていてもさほど問題ではない。A4くらいまでのプリントなら差はわからないだろう。つまりピクセル等倍で見るという行為が、必要以上の精度を求めさせてしまうんだな。
ついでにいうと、オートホワイトバランスも微妙に色味が異なって出てくる。同じ景色をほとんど間を置かず撮っているにも関わらずだ。といってもこれまた全体で見たら大きな問題ではない。これも機械に過剰な性能を要求しているということなんだろうなあ。
できる限りのチューニングしたのだから、あとは撮影を楽しむのみ。そんな気楽な心持ちで行くべきだろうね(笑)。
写真はPENATX K-7、FA 31mm Limited。カラーモードを「リバーサルフィルム」で。ずいぶん前に撮ったもの。
「リバーサルフィルム」は、こういう人工物とかカラフルなものとか青空が映える景色とかにはいいと思うのだけど、傾向としてシアン被りが激しく、特に人物には使いづらいという印象。使う場面をちゃんと選ばなくてはならない。