常用画角RICOH GR DIGITAL IIIのAE不具合と修理

2010年04月06日

セーラー万年筆プロフェッショナルギア・レアロ(中字)

つい入手してしまった。国産品としては珍しいピストン吸入式のペンだ。少なくとも現行品にはないし、今までにも存在していないのかも?

万年筆マニアは吸入式に惹かれるという。でも僕は(マニアというほどはまっているわけでないからかもしれないが)それほど吸入式にこだわりは無い。はっきり言ってコンバータ・カートリッジ両用式の方が合理的だ。洗浄しやすく、機構に不具合が出ても交換すれば済む。ただ、この時代に新しく吸入機構を設計して製品化したその努力を意気として、つい惹かれてしまったのだ(笑)。また、もともとセーラーの万年筆には関心があったのだが、コンバータ容量の小ささがネックで1本しか持っていなかった。吸入式となることでそれが解決したのだから、これはもう使ってみねばならないだろう(笑)。
さらに言えば、どうしても既視感を否定できない葉巻型のプロフィット・レアロには踏み留まっていたのだが、ベスト型(というのか)のプロフェッショナルギアで登場してしまったのが最後の一押しだった。

さて、既に持っているのも実はプロギア(細字)だったりする。しかし入手当時はバランスが手に合わず、ほとんど使ってきていない。吸入式となってどうだろう。比較しながら見てみたい(以下、従来型、レアロと呼び分けることにする)。

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キャップをした状態ではレアロの方が長い。シルエットもすらっとして「足が長くなった」という印象だ。従来型は寸詰まり感があってどうも格好悪いなあと思っていたので、個人的好感度はグッとアップだ。これは、ピストンを回すために尾栓を長くしたことに加え、インクビュー部をキャップの外に出したことが効いている(そのためキャップは見た目はほぼ同じだが、内側のねじ切りの位置が異なり、レアロの方が浅い)。

透明感あるインクビューとその両端の金リングが増えていて、レアロはずいぶん「華やか」に感じる。モン○○ンのペンとの差別化という意味でもこれは有効だし(笑)、僕はわりと気に入っている。ただ、落ち着かなさを感じて好まない人もいるかもしれない。

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キャップを尻軸に差し筆記状態にすると長さはほぼ等しい。

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ペン先、ペン芯はほぼ同じ。試してはいないけど交換もできそうだ。ただ刻印は異なり、従来型はプロギア専用、レアロは(おそらく)プロフィットと共通。たぶんレアロがどうとかではなく、コスト削減でプロフィット/プロギアの共通化がなされたのではないだろうか。

書き味は、太さが違うので比較にはならないが、どちらも固いことは確かだ。以前のセーラーは柔らかめだったというが、過去の話ということか。さすがにもうちょっと弾力を感じたい気もするが、実用的には固い方が使いやすい(字が下手な人間に柔らかいペン先はつらいんだよな…)。しかし買ったままの状態でも驚くほど滑らかで、十分以上に良い書き味だ。ただしインクフローは一般的には十分なレベルだが、僕の好みとしてはもうちょっと潤沢だとうれしい。このあたりはちょいちょいいじっていきたい。下手にいじると良さを殺すこともあるから注意が必要だが…。

重量はかなり軽い方だと思う。従来型よりも軽くなっているのだが、吸入機構(樹脂製のようだ)の重量増より、首軸の金属部分が必要なくなったことによる重量減の方が大きいのだろう。僕は重めのペンを好むので、少々残念。しかし重心の位置は悪くないし、一般的には取り回し易いと感じる人が多いのじゃないかな。

総じて良くできたペンだと感じる。そして、なんといってもインクビューでインク残量が確認できる安心感は大きい。これは予想以上だった。
僕は気づいたらパイロットの万年筆ばかり使っている。これは大容量コンバータCON-70の存在が大きな要因だが、たまに開けてインク残量を確認しなくてはならないのは面倒だと感じてきていた。やはり簡単に見えるのは安心・便利だし、そして楽しいことだと気づいた。これはこのプロギア・レアロ、メインのペンになるかも。


…と思ったのは事実だが、現在はややブレーキ状態。インクを変えようと洗浄してみたら、少々トラブルらしき現象が出たのだ。ひとつはピストン先端部の裏側にインクが回り込んでいること。だだ漏れといっていい。あまりにだだ漏れすぎて、かえって「仕様かも?」とすら考えてしまっているほどだ(もっと後ろ(見えないところ)に本来の弁があるのかも、とか)。もうひとつは水を出し入れして洗っていたら、インクビューと同軸のつなぎ目から水が染み出してきたことだ。シーリングが甘いんじゃなかろうか。いずれにしても、ちょっと安心して使い続けることはできない。現在セーラーに送って点検整備を依頼中である。
このあたりが、両用式だったら交換で済んで便利なところなんだよな。それに新しい吸入機構にまだ不安定な部分があるのかもしれないと思わせられる。
思えば限定版のレアロから定常製品版のレアロ発売まで、ずいぶん期間が空いた。限定版のレアロの吸入機構はトラブルを起こしやすいとも聞くし、改良にずいぶん力を注いできたようだ。しかしそれでも、まだ改善の余地があるのかな。真の定番品になるよう、頑張ってもらいたい。


caskstrength at 17:03│Comments(0)TrackBack(0) ETC 

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