RICOH GXR発表つれづれ散歩撮り

2009年11月12日

K-7およびDA 17-70mm F4の帰還

 先日書いたとおり、販売店経由で点検修理に出していたPENTAX K-7およびDA 17-70mm F4 AL。本日帰還した。2週間弱とは予想より早かった。

 直して欲しかった症状は次の2点。
1)AFが迷い、時に合わない。特にDA 17-70mmの場合には、合わないことがよくあるし、合ってもそこに至るまでがとても遅い。
2)AF精度に疑問。(前ピン後ピンなどではなく)合焦サインが出ても実は合っていないことがある。
 以前にも一度K-7およびDA 17-70mm両方を点検修理に出して、その時は本体のみを「調整しました」ということで帰ってきたのだった。しかしまだ不満どころか、場合によってはひどくなっているように感じられる。そこで再度のチャレンジだったのが今回だ。
 何度も修理に出すこと自体がストレスである。今回はしっかり直して欲しいという要望書を添えて販売店に出した。

 さて、修理内容はというと、本体は基本的に「点検」「微調整」。一方、前回は特に問題ないとされたDA 17-70mmは、調整と「ギア交換」。なにが具体的に悪かったのは書いてなかった。
 修理票を見た時には、AFユニット交換とかじゃないんだと少々落胆した。レンズのギア交換も修理票の書き方ではお茶を濁したような作業に思えたし。

 では結果はどうか。

 すると、驚くべきことに、DA 17-70mmを着けてのAFが比べものにならないほど速くなった!これは予想を裏切るうれしい驚きであった。そうか、遅い遅いと思っていたこのレンズだが、やはり本来はもっと速いレンズであったのか。
 AFが速くなった結果、AF動作終盤の微調整も滞りなくなり、結果として「合わない」という現象がほとんど無くなった。ほとんどというのは、ピントを最近接に合わせているところから中景以降にAFしようとすると、合わないことがあったからだ。ただこれは普段あまり無い状況なので、しかたない現象なのかもしれない。ともかく、体感的にはかなり改善された。
 ちなみにDA 17-70mmは保証期間を過ぎているが、特別無償修理とのことだった。ということはお茶を濁す修理ではなくて、本格的に問題があったということか。

 …もっとも、よく考えればこれで当たり前の動作に戻っただけではある。いやしくも純正のSDMレンズがシグマのレンズと同等になっただけで喜んでしまうのは、少々情けない気がしないでもない。また、遠景で迷い合焦しない現象とか、精度の問題とかは、まだ検証が足りないので改善されたかはわからない。他のレンズととっかえひっかえしながら検証してしなくてはならない。K-7本来にはほとんど手が入っていないだけに、心配だ。

 それにしても、この一連のトラブルでは、残念な思いがある。

・前回もDA 17-70mmを出しているのに、その時はこの問題が修正されなかった。今までも何回か点検修理に出しているのに。PENTAXのチェックは甘いのではないか?

・修理票に「なにが原因で、どう修理したのかを報告して欲しい」とわざわざペーパーをつけて送ったのに、返ってきたのは今までとなにも変わらない、通り一遍の「??点検しました」の羅列のみ。なにか空回りさせられたような悲しさがある。

・電源が入ったまま返されてきた…。

 つまりどうも作業が適当で、サービスとしての質が落ちているのではないかと感じさせられるのだ。特にHOYAに吸収されて以降、人員削減も甚だしいし、残っている社員へのしわ寄せが強すぎて、ていねいに修理を扱う雰囲気ではないのではないかと邪推させられるのだ。

 先日、ビクターが買収という噂も立ったし、どうなるんだろうね、PENTAXは。

 写真は、気が向いたら後日追加。


at 01:26│Comments(0) K-7 

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