K-7、前ピン傾向?GR DIGITAL III(?)はどうなるのだろう

2009年07月10日

PENTAX K-7のシャープネス設定

 AF微調整を済ましたら、次は好みの画像設定をするべきだろう。
 まずはなにかと議論の的の(笑)シャープネス設定について検討した結果、僕は(ファインではなく通常の)シャープネス+1でいくことにした。しばらくこの数値で撮りながら、時々試行してみるつもり。
 数値を増やせば、たとえば+4にすればたしかに硬質な被写体は鮮明に見える。しかし、人の顔、服など、柔らかくあるべき部分にカドカドしさというかディザが見えるようになってしまうので、これはやり過ぎだと思った。K20Dで登場して以来好評なファインシャープネスは、柔らかさと鮮明さが両立するようだが、+1程度だと通常のシャープネスとの違いが明らかというほどでもない。使うと高感度時などに暗部ノイズが増えるというデメリットもあるようだ。

 それにしても、一枚RAW撮影をして本体内現像でパラメータを変えつつJPEG化して比較すればいいから、検証は非常に簡単である(^^)。それに、K20Dに合わせようとするよりは、K-7が出してくる絵の中の様々な被写体を眺めて、それらがもっとも自分にとって良く見えるようにパラメータを決定する方が建設的だし、作業を楽しめると思う。

 しかしこうやってシャープネスパラメータの違う画像を見比べて思ったのは、あまり画像の高精細感にこだわりすぎるのも不毛だなあということ。たとえば+1と+4、等倍で見ればたしかに違うが、その時ディスプレイに表示できるのは写真全体から見ればごく一部分に過ぎない。それだけしか見ていなくて、写真を観賞したといえるのだろうか。ではある程度の範囲を見ようと縮小表示すると、あっという間にパラメータの違いなどわからなくなる。ディスプレイで見るだけでなく、たとえばA3程度に印刷してもそうは変わらないだろう。しょせんシャープネスの差なんて微々たる違いということだ。
 そう思えば、パラメータの数値の違いにのめり込む必要もないし、+1と決めようが+4と決めようが、その判断に入れ込みすぎる必要もないということがわかる。しょせん自己満足なんだから、カリカリせずゆったりと設定を楽しめばいい。
 だから、掲示板などの荒れているスレを見ると、粘着的な可哀相な輩は論外としても、画質(解像感)にガッカリしている人も、一生懸命K20Dに合わせようとしたりPENTAXの意図を良く解釈しようと努力している人も、必死になったり相手方の主張に対抗したりしなくてもいいのになと、そう思う。
 撮影が楽しくなるカメラなんだから、それを楽しみましょうよ。

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 横浜のアウトレットモール。PENTAX K-7、DA 21mm。最後の写真はISO1600だが、僕的には十分使える感度だと思った。


at 10:38│Comments(0) K-7 

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