Nikon D700雑感PENTAX DA 17-70mmF4の評価記事

2008年07月14日

RICOH GX200のWB色調補正機能

 リコーの高級ラインのカメラ(GRDとかGX)が出す絵の色調は(AWBの場合)マゼンダが勝っているというのが定説だ。その色調が気に入らず酷評する人もいる。僕はもともとはあまり気にしていなかったのだけど、最近気になるようになってしまった。雲が入った空を撮ると顕著なのだが、僕はそういう場面が好きなものでよく撮るし、でも紫がかった空の色は好きじゃないしで。
 とはいっても、実際の景色を注意深く眺めるとGRD2やGX100の色調が現実から大きく離れているというわけではない。むしろ現実に忠実にあろうとしていて、少しだけマゼンダ寄りというべきだろう。ただ、いわゆる記憶色からは外れているとは思う。最近のデジカメ(特にコンパクト機)は記憶色寄りに調整されているように思うが、そういう傾向がRICOHの機種のマゼンダかぶりを際だたせているという面もあるのかもしれない。

 とにかく気になるようになってしまったものは気になるのだが、新機種のGX200。この機種はWBの色調補正ができるではないか。これはたいしたものだ。
 おそらくマゼンダ寄りの色調は開発陣がポリシーを持って設定したものだと思う。それは認めたい。その上で補正機能を入れるという柔軟さも高く評価したい。GX100と外見は大きく変わらないけど、中身はそうとう練り上げたんだな。

a1b1bd17.jpg

 写真はRICOH GR DIGITAL IIで。これもマゼンダかぶりが気になる。ファームアップでGX200相当のWB色調補正機能が入らないかな。


at 19:12│Comments(0) GR DIGITAL II 

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