RICOH Caplio GX100ファーストインプレッションGX100の小さな不満点

2007年04月21日

RICOH Caplio GX100とGR DIGITAL

 今日は散歩がてらGX100で何枚か撮って歩いた。
 EVFは最初にカメラ博物館で見た時に予想したよりも使いにくいが、慣れてきてこれはこれでありだと思えてきた。
 マイセッティングで自分の好みの設定を2パターン登録しておけて、ダイヤルで簡単に呼び出せるのも良い。とりあえず、
1)Pモード、画質F、画面比率2:3、ステップズームON、開始焦点距離28mm相当
2)Pモード、画面比率1:1、白黒、ステップズームON、開始焦点距離35mm相当
とパターンを登録しておいた。
 1:1という画面比率での撮影は初めての体験だが、たしかに気分が変わる。これと白黒を組み合わせるとレトロな気分を味わえるが、でも気軽に写せるデジタル機という、このある種の錯誤感が面白い。
 そして、繰り返しになるが、ダイヤル一つで簡単に切り替えられるのが良い。2パターンというのも開発陣の慧眼だ。つまり錯誤感と通常の感覚を、容易に行き来できるわけだ。さらにEVFの脱着によっても相当に撮影感覚が変わる。これらの組み合わせでいろいろな撮影感覚をその場で切り替えて楽しめることが、非常に爽快だ。適度な倍率のズームもこれに貢献している。

 ブログなどを見てみると高評価の人とガッカリした人(ないしはあまりそそられなかった人)とにはっきり分かれているのが面白いが、後者に該当する人はけっこうな割合でGR DIGITAL後継機を期待していたように思える。でも、それだとガッカリしても無理はない。単機能に研ぎ澄まされたGRDと様々な感覚を味わえるよう作られたGX100では、相当性格が違うからだ。GRDのズーム版という感覚で評価をしない方が、GX100の真価に迫りやすいと僕は思う。

 幾人かのカメラマンが「GX100はGRのズーム版というにふさわしい。GRの名を継承しなかったのは、なにか複雑な社内の思惑があったのだろう。」といった感想を述べているが、僕は、むしろスムースにGXシリーズの名が決まったのではないかと思う。

4baaddfe.jpg

 RICOH Caplio GX100。撮って出しを縮小しただけだが、モノクロ写真としてはもっとコントラストが高い方が好み。セッティングを「硬調」にしてみようかな。
【追記】
 白黒モードの時は「硬調」は選べなかった(というか同じメニューの別項目になっている)。通常時も含め、あまりパラメータはいじれないようになっているのは残念。たとえば彩度とかコントラストとかシャープネスとか、別々にいじりたいこともあると思うのだが。


at 18:29│Comments(0) GX100 

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