春の新製品GX100への関心

2007年03月29日

Ricoh Caplio GX100

Ricoh Caplio GX100(製品案内)
リコー、24mmからのズームと手ブレ補正機構搭載の「Caplio GX100」(デジカメWatch)
 一晩考えてみたが、この機種はなかなか魅力的だな。
 GR Digitalもいいが、単焦点ではやはり利便性に欠ける。かといって高倍率ズームは画質やディストーションに問題が大きくなる。24-72mm相当の焦点距離というのは、広角という趣味性とほどほどのズームで、広角好きの僕にはかなりバランスがいいと感じる。で、僕は街・建築物の写真をよく撮る関係で歪曲収差がとても気になるのだが、発表会のプレゼンを見るとわりと良く修正されているようだ。このあたりの仕様・性能だけで、もうグッとくる(笑)。
 液晶ビューファインダーは、僕は現時点ではあまり興味は湧かないが、使ってみると面白そうではある。
 質感は実際に触らないとわからないが、GR Digitalから推測するに、悪いと言うことはないだろう。
 手ブレ補正も効きは2段と弱めだが、あるのはいいことだ。

 気になる点も無くはない。
 高感度画質は、前GX系やGRDよりも改善されているだろうか?改善されていて欲しい。
 Caplioブランドなのは、正直安っぽさが出ると思うが…。GXとだけとかで良かったのに。ロゴもそこだけちゃちなイメージだ。
 レンズ格納時にも面一にならずストロボ収納部も出っ張っているので、本体はGRDと同じサイズとはいえ実際のカバン等への収まりはかなり悪いものと思われる。ビジネスバッグに滑り込ませる時には、面一かどうかとかやはり薄さとかが相当関係してくるものだ。しかしこのあたりは描写性能とのトレードオフの部分だから、仕方ないんだろうな。
 コンパクト機で1000万画素は正直オーバースペックだ。ブレ等が認識しやすくなり、撮る側の力がより問われることになってしまう。ファイルサイズも大きくなるし。個人的には600万あれば十分だと感じる。

 なににせよ、デジカメに関してリコーという会社は地味だけどがんばっていて好感が持てる。一般受けを狙うより、独自性があるメーカーに強く惹かれてならない(だからデジタル一眼レフもNikonからPENTAXに乗り換えてしまったわけだ)。

dad8b5d2.jpg

 PENTAX K10D、DA 21mm AL Limited。ISO800でRAW撮影、SYLKYPIX 3.0で現像。SYLKYPIXが優秀なのかD70に慣れているからか(笑)、この感度でも十分満足できる。


at 13:31│Comments(0) GX100 

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